アルコール依存症

アルコール依存症からの回復の第一歩は「認める」ということ

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アルコール依存症は極めて甚大な影響を社会にも個人にも及ぼしますが、断酒を続けることができれば多くの点が改善します。

これまでに慣れ親しんできた飲酒の習慣を辞め、断酒をするためにはまず、自身がアルコール依存症であるということを「認める」ことが重要です。

この「認める」ことが非常に難しく、断酒に踏み込めない人は数多くいます。

しかし、一度「認める」ことが出来れば、意外と感情は楽になります。

この記事を読めば、アルコール依存症回復への第一歩を踏み出すことが出来るようになります。

この記事は

・自身にアルコールの問題があるが、どのように解決をすればよいかわからない人

・アルコール依存症だと認めることが困難な人

に向けて書かれています。

アルコール依存症は否認の病

アルコール依存症は「否認の病」と呼ばれています。

つまり、本人がアルコール依存症であることを「認める」ことがない病気だということです。

病気であり問題は、自身が自覚していなければ解決はしません。

問題に合わせた対処をすることが出来ないためです。

特にアルコール依存症は副次的に身体的な問題を引き起こすことがありますが、根本的な問題は心です。

目に見えない部分が問題となっているため、個人が自覚しない場合もあります。

また、自身にアルコールの問題があると自覚していたとしても、自身をアルコール依存症であるということを認めたがりません。

日本では特に、アルコール依存症は「意志の弱い人」、「社会的弱者」として扱われがちです。

その社会的な環境や他人からの目もあり、認めることが難しくなってしまうのです。

「酒は飲んでも飲まれるな」という言葉がありますが、本当に飲まれてしまったと敗北宣言が出来ますか?

これまで多くの時間と多くの人々とお酒を酌み交わしてた人であればなおさら認めにくい部分でしょう。

そもそも、依存症者にかかわらず多くの人は、敗北や自身の間違いを認めることは非常に難しいことなのではないでしょうか。

アルコール依存症が否認の病とされるのは、社会的な位置づけや本人のプライドなどとも深く関わっているのです。

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病気を認めるということは恥ではない

アルコール依存症が病であるとして、病気であることを認めるのは難しいことでしょうか?

中には病院が嫌いな人や頑固な人は、ガンなどを抱えていても病院に行きたがらない人もいます。

しかし、ここではそういった例は考慮しません。

現在、アルコール依存症は、うつ病や統合失調症などと共に医学界でも病気として認められています。

アルコール依存症が「病気」であるとすれば、認めることの難易度が下がりませんか?

もちろん、アルコール依存症が病気であったとしても、認めたがらない人もいるでしょう。

そういった人の中には、「認める」ということがほかの人々の前で宣言するようなことだと思っている人もいるかもしれません。

この記事を読んでいる方は、自分自身がアルコール依存症なのかどうかを疑っている方でしょう。

まずは、アルコール依存症チェックリストを試してみて下さい。

もしかしてアルコール依存症?自分でチェックする方法を紹介【所要時間1分】(#005)

病気を認めたことを他人に共有する必要はない

テスト用紙と合格の印鑑

アルコール依存症を認めることは、他人に打ち明けるということを意味しません。

自分自身の中で認めればよいのです。

日本国内にはアルコール依存症を専門とする病院やカウンセリングを行っている場所もあります。

しかし、医師やカウンセラーに相談するには多少のお金がかかってしまいますし、面識がないとはいえ他人にこの問題を告白することが難しい人もいるでしょう。

そのような人は、誰にも見せないような日記などに書き留めておけばよいのです。

具体的に自身が「なぜアルコールを飲むことになったか」を書き留めていけば、問題を客観視することが出来ます。

思いついたときに書き留めていくとよいでしょう。

たまに自分でも恥ずかしくなることがあるかもしれませんが、誰にも見せる必要はないのです。

大事なことは自分自身問題を自分自身で認識するということです。

アルコール依存症を認めれば意外と気分は楽になる

アルコール依存症であることを認めることが難しいのは理解できるでしょう。

また、認めることが回復への第一歩であるということも。

実は、近しい人に告白することや、医師やカウンセラーに相談する、あるいは先ほど説明したように日記などに書き留めるということでも自身の問題を認めることになります。

それまで非常に難しいと思われていた「認める」という行為も、一度この壁を乗り越えると意外と気分が楽になるものです。

そして、この気分は行動に移した人にしか理解できません。

実際に、私はこの方法でアルコール依存症から回復し、5年以上をしらふで楽しく生きていることが出来ています。

まずは、目の前にあるメモにでも、自分がどのようなシチュエーションでアルコールに手が伸びるのか書き留めてみましょう。

自分が何に悩んでいたのか客観的に知ることが出来ますよ。

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