アルコール依存症

【2021年最新】依存症者が選ぶ!アルコール依存症を扱った映画12選

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アルコール依存症者がどのような心境になり、どのような行動をとってしまうのか?

また、アルコール依存症からはどのように回復をしていけばよいのか。

アルコール依存症の本人も、その家族もこれらの問いを導き出すのは困難です。

専門の医師やアルコール依存症からの回復者に話を聞くことは、とても有意義ですが話を聞けるチャンスは限られています。

そんな時に学ぶことが出来るのが映画やドラマです。

今回はアルコール依存症から回復した筆者が、アルコール依存症を知る上で有意義な映画を紹介していきます。

ぜひ参考にしてください。

映画『フライト』依存症を真正面から描いている骨太の物語

監督:ロバート・ゼメキス

主演:デンゼル・ワシントン

脚本:ジョン・ゲイティンズ

公開:2013年3月1日(日本)

アルコールやドラッグの依存症者本人は、すこしアルコールを摂取している時にこそ集中力が高まったり、感情を冷静に保つことができたりします。

主人公は航空機のパイロットであり、トラブルが起こった機体を背面飛行させて奇跡的に多くの乗客を救いました。

しかし、そんな奇跡的な飛行を成功させた主人公は、酒を飲んだ状態で飛行機の運転を行っていました。

その事実を追及されて、本人は英雄から一転、酒におぼれた悪役になってしまいます。

葛藤の中や、極度に緊張する状況では酒に手を出してしまう描写が多く、アルコール依存症者のリアルがわかります。

この映画は真正面からアルコール依存症を描いてあり、自助会などのシーンもあります。

アルコール依存症者は主人公に共感できる部分もありますので必見の映画です。

アルコール依存症をテーマにした映画や、アルコール依存症のキャラクターが出てくる映画はたくさんあります。

このレビューは随時更新していきます。

映画『ザ・ウェイ・バック』挫折をした人の自己再生の物語

監督:ギャビン・オコナー

主演:ベン・アフレック

脚本:ブラッド・イングルスビー

公開:劇場未公開(日本)

かつては高校のスターバスケットボール選手として活躍していたが、父親との確執もあってバスケットボール選手になる夢をあきらめてしまった主人公。

未来への希望を失った主人公は毎日のように酒に溺れています。

酒に溺れてしまった事が妻との離婚につながったのですが、それでも酒を辞めることはできません。

卒業した高校のバスケットボール部のコーチの依頼がきます。

弱小チームとなってしまった母校のバスケットボールチームを強くするために奮闘する主人公を描きます。

主人公はアルコールを手放すことが出来ずにいますが、チームを盛り上げることを通じて自己の実現にも近づいていきます。

映画『チェンジング・レーン』他者への慈悲こそ自分の回復へとつながると教えてくれる物語

監督:ロジャー・ミッチェル

主演:ベン・アフレック、サミュエル・L・ジャクソン

脚本:チャップ・テイラー、マイケル・トルキン

公開:2002年11月9日(日本)

若い白人富裕層の弁護士と中年の貧困層の黒人がある日、交通事故を起こしてしまいます。

白人弁護士は大事な裁判があり、黒人もまた、大事な親権をめぐる裁判に行く途中でした。

急いでいた白人弁護士は大事な証拠資料を落としてしまいます。

その証拠書類を拾って持ってたのは中年黒人の方でした。

この証拠書類を巡る物語です。

中年黒人はアルコール依存症であり、AA(断酒をするための会)に参加していてお酒を断っています。

しかし、白人弁護士との間の確執や妻との別居なども重なり自暴自棄になってしまいます。

自暴自棄に合っている時こそ、依存症者はお酒に手が伸びます。

ショットバーでウイスキーのロックを注文した中年黒人。

さて、アルコール依存症を克服することは出来るのでしょうか?

映画『がんばれベアーズ!』自分の存在価値を再発見する物語

監督:マイケル・リッチー

主演:ウォルター・マッソー

脚本:ビル・ランカスター

公開:1976年12月4日(日本)

弱小少年野球チームが、元マイナーリーグで落ちぶれてアルコール依存症になったコーチと共に成長している青春コメディ。

1976年公開とあって、古い作品になります。

スポーツものの青春コメディの基礎を作り上げた作品と言っても良いでしょう。

主人公となる落ちぶれた元野球選手は酒に溺れた生活を送っています。

自分の人生に諦めかかっていました。

アルコールは人生を諦めてしまうのか?それとも諦めきれないのか?という苦しい葛藤を癒してくれるのです。

彼は毎日のようにビールをウイスキーで割った自前のカクテルを飲みながら飲酒運転もしています。

ひょんなことから弱小チームのコーチを任されたアルコール依存症の主人公。

自分の過去や人生に立ち向かう事はできるのでしょうか?

映画『28日』過去のトラウマと向き合い回復をする物語

監督:ベティ・トーマス

主演:サンドラ・ブロック

脚本:スザンナ・グラント

公開:劇場未公開(日本)

お酒が大好きで陽気な女性コラムニストが主人公。

恋人との乱痴気騒ぎを毎日のように繰り返しています。

二日酔いで参加した姉の結婚式では、お酒を飲んでウェディングケーキを倒してしまうなどの大失敗。

挙句の果てに新郎新婦が乗るはずのリムジンを酔っ払い運転して交通事故を起こしてしまいます。

そんな主人公は刑務所に行くのか、28日間のリハビリプログラムに参加するのか選択を迫られます。

リハビリを選択した主人公は、共にリハビリを行う様々な人々との生活が始まります。

なかなか、素面での生活に慣れない主人公。

28日間のプログラムで依存症からの回復をすることは出来るのでしょうか?

映画『素晴らしきかな、人生』失意から仲間と共に立ち上がる人の物語

監督:デヴィッド・フランケル

主演:ウィル・スミス

脚本:アラン・ロープ

公開:2017年2月25日(日本)

広告代理店で輝かしい成功を収めていた主人公。

ある日最愛の人を亡くしてしまいます。

喪失感からか、すべてに対してやる気がありません。

会社の業績も不快ダメージを受けて傾い始めています。

主人公を心配していた同僚たちは、何とか主人公を勇気づけようとします。

主人公は自分を再生さえるために自助会に参加してみます。

そして、自分の胸の奥深くに押し込んでいた気持ちを吐き出す努力を始めます。

主人公を取り巻く人々と主人公自身は深い失意から回復することが出来るのでしょうか?

映画『モリーズ・ゲーム』父親を倒すためだけに生きた人物が自分のために生きようとする物語

監督:アーロン・ソーキン

主演:ジェシカ・チャステイン

脚本:アーロン・ソーキン

公開:2018年5月(日本)

幼少のころから父親にスキーの英才教育を受けていた女性が主人公の話です。

事実を基に制作されていたために、登場人物の描写などがかなりリアルです。

非合法のポーカークラブを経営して大儲けするセレブを描いている作品ですが、経営にハマればハマるほど、不安感と忙しさによってアルコールやドラッグにもハマっていってしまいます。

主人公は類稀な数字に強い頭脳を持っていて、更に美貌も兼ね備えているという才色兼備。

いくら稼いでもそのパーカークラブを辞めないのは過去のトラウマから父親への反抗心を持っていたからだったのかもしれません。

主人公は、そんな父親の記憶から自分のために人生を生きることをしていませんでした。

子供時代からの父親との関係を乗り越えた時に、はじめて自分の人生を歩みだせるようになるのです。

映画『ハリウッドにくちづけ』親子のねじれた関係を改善させたハリウッドセレブ

監督:マイク・ニコルズ

主演:メリル・ストリープ

脚本:キャリー・フィッシャー

公開:1990年(日本)

『スター・ウォーズ』のレイア姫役を担った女優であるキャリー・フィッシャーが、実際の母親との関係を赤裸々に描いた自伝小説『崖っぷちのはがき』の映画化作品です。

それが、『ハリウッドにくちづけ』。

依存症になってしまう方の多くは、子供時代から家族内に問題を抱えている方が多く存在しています。

『ハリウッドにくちづけ』も、そんな依存症と家族の問題を同時に扱っています。

主人公は、ハリウッドで過去に活躍していた落ち目の女優です。

薬物依存症に苦しんでいて、ある日オーバードーズで病院に緊急搬送。

薬物依存症の女優がハリウッドの映画に出演し続けるのは難しいのが現実です。

自分自身の問題を乗り越えない限り、映画女優の道は立たれてしまいます。

主人公が心の中に抱えているのは、アルコール依存症の母親との関係でした。

そんな、アルコール依存症の母親もその母親との間に確執があります。

母娘ともに抱えている問題を乗り越えて、依存しているお酒や薬物から解放されていく過程を描いています。

映画『アリー/スター誕生』成功者と思われるスターも闇を抱えている

監督:ブラッドリー・クーパー

主演:ブラッドリー・クーパー、レディー・ガガ

脚本:エリック・ロス

公開:2018年12月21日(日本)

自分自身が抱えている闇を誰にも相談できないような立場の人はいます。

ロックスターや芸能人など有名な人々の多くは、仕立て上げられた人格から逃れることができずに苦しんでいる人が多く、薬物やアルコールに依存してしまう方もワイドショーで取りざたされます。

ブラッドリー・クーパーが演じるロックスターは、地位も名誉も経済面も何不自由ない生活を送っています。

しかし、有名なロックスターであるからこそ、自分自身を素直にしてくれる相手が見つかりません。

そこで出会ったのが、レディー・ガガが演じるスターを夢見るシンガーです。

二人は恋におちます。

ミュージシャンとしてもお互いをリスペクトしていますが、ブラッドリー・クーパーはお酒と薬物に溺れて徐々に人生のどん底に沈んでいきます。

そんな、ブラッドリー・クーパーを献身的に支えるレディー・ガガ。

スターであり、恋人関係である二人はどのような人生を送っていくのでしょうか。

2人が一緒に歌うサントラも映画の見どころの一つです。

物語と合わせて、歌詞と歌声を吟味しましょう。

映画『AMY/エイミー』スターダムにまで登った歌手を追ったドキュメンタリー

監督:アシフ・カパディア

主演:エイミー・ワインハウス

製作:ジェームズ・ゲイ=リース

公開:2016年7月16日(日本)

エイミー・ワインハウスは、世界的に有名な歌手であり中でも『Rehab』は、日本人でも一度は聞いたことがあるほど人気な曲です。

自分自身が薬物とアルコール依存症のリハビリ施設に連れていかれる中で、自身の心情を描いた歌詞です。

27歳で亡くなったエイミー・ワインハウスの人生をカメラが追っています。

この映画の制作者は、酒に酔ってベロベロの状態でステージに立つエイミーの姿も記録映像として映画の中に含みました。

全ての半生や人間関係、キャリアを自ら破壊しようとしているかのようです。

エイミー本人だけではなく、エイミーの友人や家族、元恋人や夫、マネージャーなど仕事で関わった人々も登場します。

エイミーへの印象を赤裸々に語っているため、生々しい生活を見出せます。

お酒とドラッグに溺れた生活にもパパラッチのカメラが迫っているため、エイミーの人生の浮き沈みも映像を通して理解できます。

美しい声と、綺麗な歌詞。

エイミーの人生と心の底から生み出される音楽は、世界中の人々を魅了しています。

そんな彼女の苦悩と依存症との闘いを映画を通して感じましょう。

エイミーや他の依存症の歌手が作った音楽はコチラで詳しく記事にしています。

アルコール依存症の歌手が作った音楽を聴けば回復に近づく?歌詞内容を深堀解説

映画『あん』は過去の問題に苦悩している主人公に勇気を与える傑作

監督:河瀨直美

主演:樹木希林、永瀬正敏

脚本:河瀨直美

公開:2015年5月30日(日本)

この映画は、樹木希林さんの最後の作品となったことでも有名です。

映画のタイトル『あん』は、どら焼きの中に入れる「あん」のこと。

とある町の一角にあるどら焼き屋では、訳アリで働いている千太郎(永瀬正敏)が悲しそうな目で働いています。

どら焼きを焼いている主人に興味を持った年老いた女性吉井徳江(樹木希林)が、アルバイトとして働かせてもらうようにお願いするものの、永瀬正敏の答えは「ノー」。

それでもあきらめない徳江は、自作の「あん」を千太郎に渡して味見してもらうように言います。

その味に驚いた千太郎は、徳江をアルバイトとして雇う事を決心します。

それから、二人でどら焼き屋さんを運営していくことになりました。

実は、仙太郎はお酒に酔って過去に取り返しのつかない事件を起こしていました。

そのため、どら焼き屋のオーナーからの命令に逆らうことが出来ず、消えない過去と苦悩と共に暮らしていました。

千太郎は、徳江がハンセン病の患者だったことを知ります。

解雇しなければいけなくなった徳江さんを天生園まで会いに行く仙太郎は、徳江さんの境遇と人間の力強さを知ります。

千太郎はアルコールによって壊してしまった自分の人生に向きあい、新しい人生を歩む決意をします。

 

映画『監督失格』AV女優と監督との禁断の恋愛をドキュメンタリーで追う

監督:平野勝之

主演:林由美香、平野勝之

原案:平野勝之

公開:2011年9月3日(日本)

日本のドキュメンタリー映画であり、AV女優と監督との禁断の恋愛関係や、亡くなってしまった林由美香さんの生活にも迫っています。

このドキュメンタリーは、主演であり監督をしている平野勝之さんが過去に監督した『自転車不倫野宿ツアー 由美香』の舞台裏を記録しています。

林由美香さんが飲酒して酔っ払っているシーンもあり、かなりお酒に依存していることもドキュメンタリーから読み取れます。

林由美香さんの死亡の第一発見者となってしまった、元恋人であり、仕事仲間だった平野勝之さんが作品として売り出すことへの葛藤も描いています。

アルコール依存症は、確実に人を死に追いやる病気でもあります。

この映画は、人の死についても深く考えさせられます。

人の死を考えることは、自身の「生」についても再考することです。

この作品を世に出してくれた人々に感謝と林由美香さんへもリスペクトを贈りたい。

この作品は、この作品に携わった全ての人々から、今を生きている全ての人々へのメッセージです。

まとめ

アルコール依存症や薬物依存症は、なかなか人に相談しにくい問題です。

また、相談が出来たとしても一般の方には依存症者の気持ちや症状はわからないのが現実です。

そうすると、あらに孤独化が進み、依存症からの回復は難しくなります。

一人でもアルコール依存症をテーマにした映画を観ることで、自分は一人ではないという事に気づくことができます。

また、回復のための方針も見つかるかもしれません。

映画はフィクションではありますが、アルコール依存症の側面をリアルに捉えている部分もあります。

アルコール依存症に関する映画を観ることは、依存症からの回復を目指そうという人におすすめですし、現在入院中の方にもおすすめです。

今回のアルコール依存症に関する映画〇〇選は、随時更新していきます。

このブログでは、依存症からの回復をテーマに記事を投稿しています。

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