断酒を始めると「甘いものが欲しくなる」という事がよく言われていますが、それは本当の事なのでしょうか。
実際に断酒を5年以上継続している筆者が、この「甘いものが欲しくなる」という話の実体験を記述した記事です。
また、甘いものによって飲酒欲求を上手くコントロールして、断酒を継続していく方法を紹介します。
実は、甘いものの中には危険なお菓子もあります。
これから断酒をしていきたいという方はぜひ参考にしてください。
目次
【体験談】断酒をすると甘いものが欲しくなる!
断酒を継続して5年以上経過した筆者の体験談から言うと、断酒を初めると甘いものが欲しくなるのは本当の話です。
「断酒を始めると甘いものが好きになる」という話はよく聞く話です。
科学的に説明していることもありますし、多くの断酒を始めた方が口々に言う事でもあります。
断酒を始めてから1週間も経過すると、体調も良くなり食事もおいしく食べられるようになります。
1日に3回の食事では足りなくなることもあり、時々口寂しさを覚えることになるのです。
そんな、口寂し時に欲しくなるのがお酒と「甘いもの」。
私が断酒を初めて1種間ほどの時期は、入院している頃ですからお酒を飲むこともできません。
そんな時には、常にチョコレートや飴をなめながら生活していました。
アルコール依存症の専門病院に入院中の仲間も、多くの方が同じように甘いものを携帯している方は多くいて「同志だな」と思ったものです。
そういった面からもわかりますが、断酒を始めた多くの方が甘いものを欲しくなるのは本当でしょう。
断酒中は甘いものを食べることで飲酒欲求をコントロールできる
断酒中は甘いものを食べることで、飲酒欲求をコントロールすることも可能です。
断酒を始めると、飲酒欲求の他に甘いものへの欲求も生じるという事はこれまでに説明してきた通りです。
そもそも断酒を始めると甘いものが欲しくなるという事は、お酒を飲んでいた頃には甘いものを食べることが多くなかったという事でもあります。
確かに、私自身もお酒を飲んでいる頃には甘いものを口にする回数は少なかったです。
当然ですが、お酒を飲みながら、チョコレートパフェを食べることもありませんでしたし、ショートケーキを食べることもありませんでした。
むしろ、他の人がデザートとして、甘そうなものを食べているのを見て気持ち悪くなるタイプでした。
ここに断酒を継続するためのヒントがあるのです。
チョコレートパフェやショートケーキを食べながらお酒を飲むといいう事は無いのです!
もちろん、「甘いもの」の種類は人によって異なります。
しかし、お酒と一緒には食べないような甘いものを食べていれば、酒に手が伸びることはなく断酒を継続することが出来るのです。
断酒に最適な甘いものを紹介
それでは、断酒に最適な甘いものをここからは紹介していきましょう。
それぞれに断酒以外にも利点があるので、状況に合わせて選んでみて下さい。
ハニーナッツ
ハニーナッツは、ピーナツやアーモンドなどを甘いハニーでコーティングされているものです。
甘くておいしいこのお菓子は当然の事ながら、ナッツなので脂肪分やたんぱく質も豊富で栄養があります。
ナッツ系は、仕事中でもつまんで食べられるので、仕事に忙しい人にも最適です。
クッキーやビスケット
クッキーやビスケットも断酒には最適です。
クッキーやビスケットは、お腹の中で膨らむため満腹感も得られます。
満腹感があるときには、飲酒欲求はなかなかわかないものです。
満腹感も多少得たいと考えるのであれば、クッキーやビスケットをいつでも携帯しておくとよいです。
チョコレート
チョコレートは断酒のための甘いものの定番中の定番です。
チョコレートは甘いものが欲しくなっ時には最適なお菓子です。
多くの自助グループにも置いてあるのがチョコレートです。
チョコレートは、断酒のお供です。
再飲酒の危険があるお菓子を紹介
お菓子の中にも再飲酒の危険があるお菓子があります。
甘いものを上手く利用すれば、飲酒欲求をある程度コントロールすることが可能になります。
しかしながら、中にはアルコールが入っているお菓子もあります。
アルコールが入っているお菓子を食べることは、アルコールの味を思い出してしまい再飲酒に繋がってしまいます。
ここからは、再飲酒の危険がある甘いものを紹介していきます。
再飲酒を避けたい方はぜひ参考にしてください。
チョコパイは危険!「酒精」に気を付けろ!
※赤枠で囲っている部分に「酒」や「酒精」が入っていることを確認できる。
チョコパイにはアルコール分が入っている場合があるので、注意する必要があります。
スーパーやコンビニで購入することが出来るお菓子の中には原材料の中に「酒精」と呼ばれる成分がはいってるものがあります。
これは読んで字のごとくお酒ですので、注意が必要です。
アルコール分の含有量の問題ではなく、お酒を思い出してしまうという事にあります。
お菓子などの甘いものを購入する際には、きちんと原材料の表示を確認して「酒精」があるものは避けるようにしましょう。
チョコレートの中身を確認!アルコール入りもある
チョコレートはお酒を避けるためにおすすめのお菓子ですが、中にはアルコールが入っているものもあるので注意が必要です。
ウイスキーボンボンなどの様に、アルコール入りのチョコレートは数多く売られています。
現在ではコンビニのレジで年齢確認が行われますので、気づくことが出来ます。
ただし、古いレジではそのまま購入することも出来てしまいますので、チョコレートを購入する際にも原材料は確認するようにしましょう。
「断酒をすると甘いものが欲しくなる?お菓子の落とし穴に注意!」まとめ
断酒を始めると、飲酒の習慣があった時にはなかった甘いものに対する欲求が多くなります。
科学的な証明ができるのかどうかはわかりませんが、断酒を始めた方の多くが甘いものを好きになるという傾向があります。
断酒を継続するためには、飲酒欲求をきちんとコントロールしなければいけません。
甘いものを常に携帯しておくことで、飲酒欲求をコントロールして断酒を継続させることが可能になります。
しかしながら、甘いものをスーパーやコンビニで購入する際には注意が必要です。
お菓子の中にはアルコールが含有されているものもあります。
断酒を初めて早い段階の方は、すこしのアルコールの風味だけでも飲酒欲求が湧いてきてしまいます。
甘いものを利用することは断酒の継続に有益ですが、購入する際には原材料を必ず確認するようにしましょう。