依存症でどん底にいる時には、お金がなくて焦ってしまい「楽してお金が稼げる」「ローリスクハイリターン」などの甘い言葉に騙されてしまいがちです。
詐欺にひっかからないようにするには、投資やローンなどお金に関する知識を得ることが最適な詐欺撃退法。
特に投資詐欺に関しては、証券外務員一種の試験を受験するだけで詐欺を見破ることが容易になります。
しかも、証券外務員一種の試験はそこまで難易度が高い訳ではなく、2ヶ月ほどの独学で受かることも可能です。
この記事では、証券外務員一種の試験をおすすめする理由を解説します。
依存症でお金に困っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
お金が無い依存症者ほど詐欺に騙される
依存症者の多くは、経済的にも困窮してしまっている人が多いです。
持ちうる全ての財産をお酒やギャンブルなどの依存物につぎ込んでしまうからです。
そして、いつの間にかお金が無くなってしまい、いつかはそこら中にお金が落ちていないか探し出すほどです。
そんな時にこそ気を付けなければいけないのは、「お金が増える」「楽して稼げる」といった甘い誘惑です。
そういった甘い誘惑のほとんどが詐欺の一種。
単に手数料や高い授業料を借金までして、詐欺に騙されてしまいます。
短期間で大金を稼ぐことは無理ですが、確かにお金の問題を解消するためには授業料も必要でしょう。
しかし、授業料も高額になってしまえば、お金の問題がさらに深刻になってしまいます。
そこで、証券外務員一種の試験を受けることが、最もコスパの良い資格取得であることをメリットとして以下で解説していきます。
依存症者が証券外務員一種試験を受ける5つのメリット
依存症者でお金に困っている人こそ、証券外務員一種の試験を受けるメリットがあります。
- 投資詐欺を避けることができる
- 株式投資や債券について2100円で学べる
- 証券外務員試験一種試験は1ヶ月から2ヶ月程度の学習で受かる
- 証券外務員試験を通過すれば安定的な職も手に入る
- 社会全体のお金の流れや仕組みを理解できる
証券外務員の試験には、一種と二種の二通りの試験があります。
試験に対する資格は特に設けられていません。
二種外務員だと業務が限定されてしまうため、すこし学習の範囲は広くなりますが一種を受けることをおすすめします。
学習範囲が広がると言っても、学習時間が劇的に多くなるわけではありません。
それでは、証券外務員一種の試験を受けるメリットを5つ詳しく解説していきましょう。
投資詐欺を避けることができる
証券外務員一種の試験に合格できるほどの知識があれば、投資詐欺の案件をすぐに見破るほどの技術がつきます。
ネット広告等の投資学習学校や投資案件には、完全に詐欺とは言わないまでも、かなりグレーゾーンのものが多くあります。
証券外務員一種試験の知識があると、証券外務員(証券会社の営業)がおこなってよいことといけないことの区別がつきます。
明らかに違法な行為をしている会社はもちろんのこと、法律ギリギリの証券の営業をおこなっている業者も少なからず存在しています。
証券外務員一種の資格を取得できるほどの知識があれば、こういった法律ギリギリの営業行為も見破れます。
証券外務員の資格の勉強をして、投資詐欺にひっかからないようにしましょう。
株式投資や債券、信用取引について2,100円で学べる
証券外務員一種の試験を勉強するには、最低2,100円ほどの問題集だけでも大丈夫です。
証券外務員の試験を受けるには受験料として、10,323円がかかります。
したがって、証券外務員一種の資格を得るために必要な費用は、12,423円ほどです。
問題集だけではなく、きちんとした理解をしたい場合は問題集と同額の2,100円ほどのテキストを購入するだけです。
すべてのセットを合わせると、14,523円。
試験は受けなくても知識だけを短期的に吸収したいということであれば、問題集の2,100円だけです。
外務員試験用の問題集は、網羅的に証券業務に必要な知識が詰め込まれています。
市販されている投資に関するHOW TO本やビジネス本を数冊でも購入すれば、費用は13,000円を簡単に超えてきます。
しかも、市販されている本は思想や意見が偏っている可能性もありますので、第一次情報としてのルールをきちんと習得できる訳ではありません。
問題集は18章に分かれていて、分量もそこまで多い訳ではありません。
専門用語ばかりなので、最初は慣れない言葉に困ることもあるでしょうが、慣れれば簡単です。
証券外務員試験の問題集はそういった点でも、コスパが良く金融関係のルールを学べます。
証券外務員試験一種試験は1ヶ月から2ヶ月程度の学習でも合格できる
証券外務員一種試験は、1ヶ月から2ヶ月程度の学習でも充分に合格できる難易度です。
専門用語は多いですが、問題集には用語解説も書かれていますのでまったくの素人でも大丈夫です。
問題集だけでは理解できない場合は、テキストを購入してさらに詳しく深堀りできます。
テキストも問題集と同じ値段です。
問題集は463ページとボリュームが多く感じますが、実際の問題自体はそこまで多くありません。
すべての問題を何回も繰り返し解いていけば、満点もとれるようになります。
1ヶ月〜2ヶ月と聞くと長い期間のように感じる方もいるかもしれません。
しかし、1日1時間~2時間の学習と考えるとどうでしょうか。
これだけならなんとかなるでしょう。
1夜漬けではなく、日々コツコツと学んでいきましょう。
1ヶ月から2ヶ月ほど学習すれば、証券外務員一種の資格を得るだけではなく、金融関係の知識がついています。
証券外務員試験を通過すれば安定的な職も手に入る
証券外務員一種試験に通過すれば、安定的な職も手に入る可能性が高くなります。
証券外務員一種は、証券会社や銀行などでは取得必須の資格です。
たとえば、新卒で内定が決まった学生が新春の入社までに資格の取得を課せられることがあります。
もちろん、一度仕事を退職してまったく金融関係の仕事に就いたことの無い方でも、この資格を取得すれば契約社員としてテレアポなどの業務に就けます。
実際に求人をインターネットで検索すれば、証券外務員一種を取得している方なら、時給1,700円〜の人材募集をしている会社はたくさんあります。
たとえば、「証券外務員一種 求人」でGoogle検索してみてください。
数多くの求人が見つかります。
何件も問い合わせをしてみれば、安定的な職を得ることは可能です。
経済的にどん底にいる依存症者の方は、ギャンブルや投資詐欺にひっかかって、大金を失うよりはまずは安定的に収入を得ることを目指しましょう。
そうすれば、経済的な問題も徐々に立て直していけます。
社会全体のお金の流れや仕組みを理解できる
社会全体のお金の流れや、社会の仕組みを理解することができるのも証券外務員一種試験に挑戦するメリットです。
証券外務員は株式会社だけではなく、すべての会社について概要を把握します。
また、証券に限らず金融はすべての会社に共通の業務です。
お金の流れがわかると社会の流れや、人々の関心がどのような方向に向いているのか理解することができます。
依存症者の多くは、経済的に困っています。
社会の流れを理解していないことが、自分自身でお金を稼ぐことができない理由です。
社会の仕組みやお金の流れを把握することで、自分自身の生活のお金の流れも管理できるようになります。
社会をみつめる視点やお金を扱う技術や知識がつくことは、自分自身を大きく成長させます。
資格を取得すれば人生が大きく変わる
資格を取得すると、自分自身の人生が大きく変わっていきます。
それは、自分の努力や自分が持っている客観的な資格、そして自分が持っている知識に対して自信を持つことができるからです。
自信を持つことは、これまでのような失敗と失望の連続によるどん底生活から這い上がる要素でもあります。
そして、その自信はさらに新しいことへの挑戦へとモチベーションを上げてくれます。
新しい挑戦に成功するとさらに自信がついて、また新しい挑戦へといざないます。
つまり、好循環が形成されるのです。
依存症者は、落ち込んでしまえばお酒を飲み、お酒を呑んでは失敗や落ち込みによって努力をしなくなります。
この悪循環は、資格を取得するための努力を通して断ち切れます。
好循環と日々の努力の習慣化、そして自身が就けば自分自身の将来に希望を持って生きていくことができます。
自分自身のピークは将来にあることを確信して、日々を楽しく過ごせます。
証券外務員一種はもちろんのこと、何らかの資格を取得することは、依存症者であっても再起の機会を得ることでもあるのです。
まとめ
依存症者の多くは、経済的に困窮しています。
そのため、「楽してお金を稼ぐ」「リスクなしで大きなリターン」などの甘い誘惑に負けてしまい、さらに借金を重ねてしまうことにもなってしまいます。
依存症者でもどん底の経済状況から抜け出すためには、お金に関する知識をつけることが一番の方法です。
証券外務員一種の試験は、金融の知識がつくだけではなく、資格によって安定した職業を得ることも可能です。
しかも、お金も学習期間も会社のお金の回り方を知ることで、自分の家計の融通方法も上達します。
さらに、客観的な資格を取得することで、自分に自信がついてさらなる挑戦も可能になります。
挑戦と成功を重ねる好循環で充実した毎日を送りましょう。