自分自身にお酒の問題があると感じて断酒をはじめてみた…。
しかし、数日しか続かない。
友人や家族に相談してみたけれど、正論を言われるだけでなんかしっくりこない。
そんな、問題飲酒者は多くいます。
実は、普段の生活では、お酒を購入することも、飲むことも禁じられているわけではありません。
そのため、お酒の問題は一般的に理解されていません。
自分自身のお酒の問題を解消するためには、専門家か断酒に成功している当事者に相談することが、継続するコツです。
この記事では、お酒の問題を一般的な方に相談しても理解できないことと、専門家に相談することで断酒の継続が可能になる理由を解説します。
断酒の継続ができなくて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
お酒の問題は一般的な方には理解不能
アルコール依存症やお酒の席での酒癖の悪さなどは、多くの人に迷惑をかけてしまったり、自身の生活状況も悪くしたりします。
本人がお酒の問題に悩んでいたとしても、他人からはお酒を飲んでいる時のイメージが強く真面目に取り合ってくれないことがほとんどです。
お酒は、法律上20歳以上であれば飲めます。
そのため、20歳以上の方やそうでない方の多くの方がお酒を飲んだ経験があります。
そして、お酒を飲むとどのようになるのか経験として知っています。
多くの方は、お酒で問題を起こす前に自制をするようにします。
また、社会マナーとしても、お酒は節度をもって飲むことが日本文化でもあります。
「お酒は飲んでも飲まれるな」というフレーズは、お酒の席でも聞かれます。
お酒を自制できる方にとっては、お酒にだらしない方の心理を理解することは難しいものです。
自身がお酒の問題を持っていて相談したとしても、一般的な方には理解不能なのです。
断酒が継続できないなら専門家か当事者に相談するのがおすすめ
断酒の継続ができない方やお酒に問題がある方は、アルコール依存症やアルコールに問題があり断酒を継続している当事者に相談することがおすすめです。
一般的な方には理解不能なお酒の問題も理解してくれます。
自分が悩んでいた問題を理解してくれるだけでも、気持ちが楽になります。
また、お酒の問題を理解してくれた上で、代替案も示してくれます。
それまでに断酒を継続させることが難しかった方にとって、代替案を示してくれるのは希望が持てます。
一般的な方に自身のお酒の問題を相談したとしても、自身が望む回答が得らることはほとんどありません。
また、真面目に相談に乗ってくれるとしても、有益な考え方や情報を得られるとは限りません。
お酒の問題をなんとかしたいと考える方は、専門家や断酒を継続している当事者に相談しましょう。
断酒を継続している当事者なら説明不要
お酒の問題を専門に扱っている医療機関は多くあり、医師やカウンセラーも日本全国にいます。
しかし、医師やカウンセラーに相談することは、保険が適用されたとしても高額になりがちです。
お酒の問題を抱えている方は、日本全国に数多くいて自分たちで共通の問題を乗り越えようとする自助会が開かれています。
自助会に集まるのは、共通のお酒の問題を抱えている方であり、断酒を継続できている方でもあります。
自助会の会合に参加することにお金はほとんどかかりませんし、当事者の方々から話や経験を聞ける場でもあります。
その場に行くだけでも、有益な情報を得られることもあるでしょう。
これらの自助会では、個人のプライバシーを保護する側面もあり、積極的に宣伝をしている訳ではありません。
「断酒会」や「アルコホリクスアノニマス(AA)」と検索窓に入力すれば、参加するための情報は得られます。
お酒の悩みを恥じて相談出来ずに、個人で抱えてしまっている方も多くいます。
そういった方でもプライバシーを守ることは可能です。
お酒の問題を相談する事で世界観が広くなる
お酒の問題を相談して、自分の経験を語ることは世界観を広げることにもつながります。
お酒の問題を抱えている方は、特定の属性に偏っているわけではありません。
性別も人種も職業も年齢も異なる多くの方が、お酒の問題を抱えています。
自助会に集まる方々は、それぞれの状況で、それぞれの悩みを抱えています。
そして、それぞれの問題を乗り越えようと努力している方々でもあります。
自分自身と同じような状況にある方もいるでしょうし、自分と同じ感情を経験している方もいるでしょう。
逆に、全く異なる考え方を持っている方もいることでしょう。
色々な方々の人生の経験や考え方をしっかりと聞くことは、自分自身の世界観を広げることにもつながります。
もしも、ご自身のお酒の問題や人生の問題を解消したいと考えるのであれば、自助会に参加してみましょう。
まとめ
お酒の問題に悩んでいる方は多くいます。
しかしながら、一般的な方々からのイメージは「だらしない」「意志が弱い」などとネガティブなものが多いです。
そのため、お酒に問題がある方が一般的な方に相談しても、相談にのってくれないこともあるでしょうし、有効な解説策が見つからないこともあるでしょう。
お酒の問題は個人的な問題であり、プライバシーの保護もしたいと考えている方は多いでしょう。
お酒の問題を専門に扱っている医師やカウンセラー、断酒に成功していて同じくお酒の問題を抱えている方に相談するのも良いでしょう。
自助会はお金もかかりませんし、プライバシーも守れます。
同じ共通の問題を抱えていても、参加しているメンバーの属性はさまざまです。
参加することで、自分自身の解決策を得られることがあります。
また、新たな知見を得て世界観を広げることにも役立ちます。
断酒が継続できれば、これまでの問題を解消できるだけではなく、生活のあらゆる部分が好転していきます。