断酒中にはお酒だけを飲まなければ良い、と考えている方はいませんか?
実は、断酒中にはお酒だけではなく食べ物にも注意をする必要があります。
料理で使用する「お酢」や「みりん」、「お醤油」にもアルコール分が含まれていることがあります。
そのため、断酒中には料理屋調味料にも気をつかわなければいけません。
この記事では、断酒中に気を付けるべき料理や調味料を紹介します。
断酒中で飲酒欲求を避けたいという方はぜひ参考にしてください。
目次
断酒中にお酢が入った料理を食べてはいけない?
断酒中にはお酢やみりんが入った料理を食べるのを避けるべきです。
なぜなら、お酢には微量のアルコールが配合されていることがあるからです。
もちろん、0.1~3%と非常に微量なアルコール度数なので、相当お酒に弱い方でなければ酔っ払うという事はありません。
酔っ払わないという意味では断酒中でも大丈夫なのですが、問題なのは断酒を継続しようとしている方の場合です。
断酒中には、少しの刺激でも飲酒欲求を感じてしまいます。
実は、お酢を使用した料理には少量のお酒の匂いが混じっています。
断酒中はお酒の匂いに非常に敏感になるため、微量な匂いでもすぐにお酒を思い出してしまいます。
お酢を使用した料理自体に問題は無いものの、お酒の匂いによって飲酒欲求が刺激されてしまうと再飲酒の危険があります。
断酒の時期はお酒を連想させるものや、飲酒欲求を刺激する食べ物は避けるべきなのでお酢の入っている料理は避けるべきなのです。
アルコール分の入っている調味料は意外に多く存在する
アルコール分の入っている調味料は意外に多く存在しています。
実はお酢に限らず、料理酒はもちろんのことお醤油やみりんにも入っている種類があります。
したがって、調味料を使用した料理の多くはアルコールが入っている可能性が高いと考えても良いのです。
そうなってしまうと、ほとんどの食事をすることが出来なくなってしまいます。
しかし、そういう訳ではありません。
お酒を使っていない料理も多くあるからです。
神経質になることはありませんが、一応気を付けておくことが大事なのです。
一般的な食事の中には、アルコールを含んでいる料理は少ないものです。
カレーやスパゲッティ、ラーメンやうどん・そば、パンなどにはアルコールは含まれていないからです。
大事なのは、意外なところにアルコールを含んだ調味料や料理が存在しているという事だけを知っておきましょう。
調味料を使用する際には成分表示を確認
自炊をする時には、調味料を使用することも多いでしょう。
しかしながら、これまでにも説明してきたように調味料には注意が必要です。
調味料を購入する際には、きちんと成分表を確認するようにしましょう。
成分表を確認するだけなら数秒から数分で出来ます。
この一瞬の手間をきちんと行う事によって、再飲酒の可能性を大きく減らすことができます。
再飲酒を始めてしまうと経済的にも、社会的にも大きな損失を被ると考えると、この一瞬の手間を惜しむことが馬鹿らしく思えるでしょう。
再飲酒をしてしまって、アルコールに問題が生じてしまうとどのような事が起こるかは以下の記事が参考になります。
アルコールが入っている意外な調味料と料理
最後に、アルコールが入っている可能性が高い調味料やお酒を使った料理で主なものを取り上げておきましょう。
あらかじめアルコールが入っていそうな調味料を知っておけば、再飲酒のリスクを大幅に減らすことが出来ます。
醤油とみりんには気を付けよう
料理をする時やお寿司などを食べるときにも多く使用するお醤油の中には、アルコールを含んでいる種類があります。
お醤油はありふれた調味料のため気づくことが無いものですが、きちんと成分表を確認するようにしましょう。
みりんも日本料理では多く使用する調味料です。
そして、みりんの中にもアルコールを使用している種類が多くあります。
みりんの甘味は多くの場合がお酒によるものです。
みりんを購入する際にもきちんと成分表を確認すると良いでしょう。
お酒を使用した料理を紹介
アルコール分が入っている調味料は、料理に使われます。
つまり、お酒を使用した料理も存在するという事です。
食事は全てが自炊という訳ではありません。
そのため、調味料は自炊する時にだけ気を付ければよいという訳ではないのです。
外食した時には、すでに調理されている料理を食べることになります。
そこで、料理にも気をつけなければいけないことになります。
ここからは、気を付けるべき料理にも触れておきましょう。
- お寿司
- きんぴらごぼう
- おひたし
- だし巻き卵
- ステーキなどのフランス料理
お酒を使用した料理でとてもメジャーなものにお寿司用のコメがあります。
お寿司のコメにはお酢が使用されており、中にはお酒が入っている場合もあります。
そのため、お寿司を外食する際には定員さんにお酒が入っているのかどうかを確認することも必要かもしれません。
多くの場合は、お酒が気にならないほどにアルコールは飛ばされていますが、神経質な方は確認しましょう。
「きんぴらごぼう」や「おひたし」にもアルコール入りのみりんが使われていることがあります。
みりんが使われている料理には微量ながらアルコールが入っています。
「だし巻き卵」にもみりんをいれる方がいますので注意しましょう。
多くの場合、伝統的な和食やフランス料理にはアルコールを含んだ食べ物があります。
特にメインディッシュとなるステーキには、アルコールを含んだソースもあります。
料理以外にも気を付けるべきなのは、アルコール入りのお菓子です。
気を付けるべきお菓子に関しては以下の記事を参考にしてください。
冠婚葬祭では料理に注意すべき
冠婚葬祭では、列席者に対して料理が提供されます。
これらの料理には、アルコール分を使用しているものもあります。
たとえば、結婚式のメインディッシュにはステーキが定番です。
ただし、ステーキの中には、料理用のワインをベースに作ったソースが使用されています。
また、葬式ではアルコール成分が入っている寿司酢を使用しているお寿司が出されることもあります。
結婚式に参加する場合は、事前にアルコールへのアレルギーがあることを知らせておくことも再飲酒を避ける方法の一つです。
当然の事ですが冠婚葬祭では、アルコールの提供もあるので気を付けなければいけません。
まとめ
実は多くの調味料の中にはアルコールが入っているものが存在しています。
習慣的にアルコールを飲んでいた方にとっては、断酒を始めると微量のアルコールでも飲酒欲求を刺激してしまいます。
そのため、調味料を購入する際にはきちんと成分表を確認するようにしましょう。
特にお酢やみりん、お醤油にはアルコールを含んでいる種類が多くあります。
断酒中に気を付けるべきなのは調味料だけではありません。
外食時の料理にも気を付けましょう。
お寿司のすし飯や、きんぴらなどはみりんを使用する料理にアルコールを含んでいることもあります。
おひたしにも含まれている場合があるため、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
特に伝統的な日本料理やフランス料理には注意するようにしましょう。