2020年の初めから、ロナウイルスの感染者数の毎日の発表と経済的なダメージの報道。
さらには、世界各地での紛争や戦争のニュースが私たちを取り巻いています。
こういったネガティブなニュースは、人を惹きつけるだけではなく人間の心には大きなストレスにもなります。
ニュースを見て事実を知ることは大事ですが、自分の心が病んでしまうことにも気をつけなければいけません。
この記事では、ネガティブなニュースのストレスから自分の心を守る方法を解説します。
悲しいニュースを見て胸が張り裂けてしまいそうな方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ネガティブニュースにストレスを感じる方は危険信号
日本国内や世界のネガティブなニュースを見聞きする度に、沈んだ気分になってしまう方は要注意です。
意識していない間に、心にはストレスが蓄積されていきます。
そして、アルコール依存症者やギャンブル依存症者の方々は、依存物に手を出すことに繋がります。
まずは、意識して世の中に出回っているネガティブなニュースを見た時に、自分の心がどのように反応するのか注意深く観察しましょう。
もしも、心にストレスを抱えていることが認識できたのであれば、危険を避ける努力をすればよいのです。
自分自身の心の動きに敏感になることは、心のストレスを抱えずに生きていくための大事な一歩目です。
ネガティブなニュースから心を守るための5つの方法
ネガティブなニュースで心にストレスを感じてしまう方は、きちんとした対応をとらなければいけません。
常にストレスに晒されている状況では、依存症から抜け出すこともできません。
ここからは、ネガティブなニュースから心を守るための5つの方法を紹介します。
1つの方法に限定する必要はありません。
こちらで紹介する方法を試してみて、心が楽になる方法を探してください。
- 自分の悲しい気持ちを他人に正直に話す
- Twitterのような匿名のSNSに気持ちを吐き出す
- ニュースや記事の閲覧を制限する
- 外に出てエクササイズや気分転換をする
- 誇大なニュースに惑わされない事実を見る目を養う
それぞれの方法について詳しく解説します。
自分の悲しい気持ちを他人に正直に話す
世の中に溢れている悲しいニュースを見てストレスを感じたら、心を許せる家族や友人に話してみると心を楽にさせる効果があります。
ニュースを見た感情を素直に話してみましょう。
心を許せる家族や友人がいない方は、無料でおこなっているカウンセリングや病院、相談サービスを利用することも良いでしょう。
依存症に苦しんでいる方は、自助会でも人を傷つけないかぎり自分の感情を素直に表現してください。
ストレスを感じた心の中を打ち明けることで、蓄積された悲しい感情を癒してあげましょう。
Twitterのような匿名のSNSに気持ちを吐き出す
Twitterのような匿名のSNSで気持ちを吐き出す方法も有効です。
自分の気持ちを話すことでストレスを洗い流すことができることは先述しました。
自分が感じている悲しい感情を「言語化」することは、自分自身を知るために有効な手段です。
何に悲しい気持ちを感じているのか認識するだけで、心は楽になるものです。
他の人と対面することに苦手意識を感じる人や、素直な感情を告白する事が苦手な人もいます。
そういった場合は、匿名のSNSを活用して、感情を書き出すことをおすすめします。
Twitterなら匿名で自分を特定されることなく、素直な気持ちを言語化することが可能です。
もしも、共感を持ってくれる他人の目に触れたら、「いいね」やコメントをしてくれるなど応援もしてくれます。
SNSだけでもお互いに助け合うことができます。
ストレスを発散するために、SNSも活用しましょう。
ニュースや記事の閲覧を制限する
ネガティブなニュースは、テレビやインターネット、SNS、紙媒体の新聞、雑誌でも発信されています。
つまり、私たちが生活している社会は、ネガティブなニュースで溢れていることを意味します。
こういったネガティブなニュースを閲覧することを制限することも一つの方法です。
スマホやテレビを見ないようにすることで、心の中に入ってくるネガティブなニュースも制限できます。
意識的にスマホやテレビを使用しない時間を設定すれば、ネガティブな感情もシャットアウトすることになります。
もしも、ネガティブなニュースに心を守ることができないなら、そもそも「見ない、聞かない、読まない」ことも有益な方法でしょう。
外に出てエクササイズや気分転換をする
外に出てエクササイズや散歩して気分転換をすることも有益な方法です。
身体を動かすことは、散歩などの軽い運動から筋トレなどのような激しい運動まで、心を健全に保つためには取り入れるべきです。
そもそも、身体を動かしていれば、ネガティブな外界のニュースに集中することはありません。
さらに、運動をすることで、感情jもポジティブになりますので一挙両得です。
運動は続けていけば、ダイエット効果や肉体改造にもなりますので、継続することでうつ病気質も改善していきます。
ネガティブな感情に気づいたら、外に出てエクササイズや運動に励んでください。
誇大なニュースに惑わされない事実を見る目を養う
ニュースは常に事実よりも誇張された形で発信されているものです。
メディアに対するリテラシー能力を培うことも大事です。
リテラシーとは、メディアを解読する能力のことです。
そこでおすすめしたい書籍が、2019年に販売されてベストセラーになった「FACT FULNESS」です。
この本は、世界が徐々に改善されていることを教えてくれます。
人間が住んでいる世界や社会には、もちろん問題はたくさんあります。
しかし、それぞれの問題も人間が協力して発展していくことを教えてくれます。
この本を読み進めていくと、未来に希望を持てるようになりますし、ポジティブな気持ちにもなります。
たとえば、飛行機の墜落事故は年間に数回あるか無いかです。
しかし、もしも飛行機が墜落すると大々的に報道されます。
一方で、無事に離発着した数万回の成功例が報道されることはありません。
ネガティブなニュースは誇大に報道されるものなのです。
ネガティブニュースは人の目を惹くため儲かるシステムになっている
そもそも人間はネガティブなニュースに強い印象を抱いてしまうものです。
ニュースで報道される事実とは、個人に対して決して都合の良いものばかりではありません。
悲しい事実を知ることも多いです。
しかも、ニュースを発信する会社もその人間の性を熟知していて、利益を向上させるためにもネガティブなニュースを発信しています。
テレビでもインターネットでも、そして新聞や雑誌でもその状況は変わりません。
自分の心を守ることが他人を守ること
世の中には、私たちよりも経済的に厳しい状況で生活している人や、紛争や戦争の恐怖に怯えながら生活している方もいます。
これらの事実を知らず、関心も持たずにいることはそういった人々を放っておくことにも繋がります。
したがって、世界で起こっていることを知ろうとすることは必要なことです。
ただし、心にストレスを感じすぎてしまえば、自分も崩れてしまいます。
人を助けるためにも、自分自身の見を守らなければいけません。
自分で変えられない事実に対しては、感情的にならずに情報を収集していくことが大事でしょう。
そして、事実関係を収集し、自分の考え方を固め心を安定させれば何か自分にできることも探せます。
まずは、自分自身の心の安定に努めましょう。
逆説的ではありますが、自分を守ることが他人を助けることに繋がります。
まとめ
ネガティブなニュースや記事は、人の心にストレスを与えてしまいます。
特に、依存症を抱えている方にとって、心のストレスは危険です。
せっかく依存物に頼ることなく生きていく回復の道を歩んでいても、ストレスから逃れるために再度依存物に頼らざる得なくなります。
それでは、人生のどん底に戻ってしまいます。
ネガティブなニュースから心のストレスから自分を守るための具体的な方法は、「自分の悲しい気持ちを他人に正直に話す」「Twitterのような匿名のSNSに気持ちを吐き出す」「ニュースや記事の閲覧を制限する」「外に出てエクササイズや気分転換をする」「誇大なニュースに惑わされない事実を見る目を養う」などがあります。
世界には、私たちよりも厳しい生活をしている方々がいます。
そんな人々を助けるためには、まず自分を守ることが大事です。
逆説的ですが、自分を守る事こそが、他人を守ることにもなります。
まずは、ネガティブなニュースのストレスから自分自身の心を守りましょう。