断酒に失敗してしまった。
「なんという情けない人間なんだ自分は」、「自分自身の誓いさえも守ることが出来なかった」。
断酒に失敗してしまうと、あらゆる原因によって自己嫌悪に陥ってしまいます。
もしかしたら、他人の責任にして怒りの感情が芽生える事すらあるでしょう。
断酒の失敗はさらなる飲酒につながってしまうほどに感情を落ち込ませてしまいます。
この記事では、断酒に失敗してしまって落ち込んでいる方に向けて書かれています。
断酒に失敗しても何度でもやり直せるように元気が出るはずです。
目次
断酒に失敗してしまうのは「普通」で継続できるのが「奇跡」
お酒に溺れてしまう人は、酒にも生活にもだらしないというイメージがあります。
そして、そのイメージは多くの面で正しいのが現実です。
お酒に問題がある方の多くは、お酒を辞めることが出来ずにだらしない生活を送っています。
実際にこの記事を書いている私自身がそのような生活を送っていました。
もちろん、何度となくお酒を辞める決意をしましたし、多くの人がいる前で宣言もしています。
しかし、数日後にはお酒に手が伸びてしまっているのが現実でした。
断酒の宣言や誓いをしても、再飲酒してしまうのです。
そして、そのことに対して悩んでしまいます。
自己嫌悪というやつです。
「自分は情けない」「だらしない」「約束も守れなかった」などです。
そして、この不快な感情を癒すためにもまたアルコールに手が伸びてしまうのです。
悪循環はこうした感情の面も大きく影響するのです。
アルコール依存症は医学的にも病気と認められています。
そんな病気を一人で解決しようすることが、困難なのです。
つまり、一人で断酒を決意して、継続的に行っている方がいればそれは奇跡としか言いようのない状態です。
筆者から見たら、尊敬するしかありません。
再飲酒をしてしまった場合に落ち込むことは誰でもある
これまでに断酒を決意して、継続的に辞められている人の多くは何度となく失敗を繰り返している人です。
失敗をするたびに落ち込んで、連続飲酒になっていたのです。
アルコール依存症から回復している方の話を聞く機会は多くありますが、再飲酒をしなかった人はほとんどいません。
再飲酒をしてしまい、お酒を辞めることが出来ずに路頭に迷ってしまっている人も数多くいます。
今では数十年以上の断酒継続者でも、そんな時代があったのです。
つまり、お酒に問題があって、辞めたいと感じている人の多くは何度も失敗してから断酒を継続出来るようになったのです。
私から再飲酒をしてしまって今現在落ち込んでいる人に言いたいことは、再飲酒をしてしまって落ち込むのはあなただけではないという事です。
まずは自分を許してあげよう
再飲酒をしてしまっても、自分を許してあげましょう。
再飲酒をしてしまうと、どうしても自分自身を責めてしまいがちです。
断酒することを決意したのにもかかわらず、落ち込んでいる方はその沈んだ気持ちから再起することが出来ずにいる事でしょう。
元気を出そうと思っても、ベッドやソファから起き上がる事さえできずにいるのです。
多くの方がこういった状態になってしまいます。
こんな時には最初に自分を許してあげるようにしましょう。
自分で自分の評価を他人の価値観に依存させることなく、自分に対しては自分で評価するのがコツです。
そして、自分の過ちであったとしても、再飲酒してしまったことは許してあげましょう。
これまでにも説明してきた通り、アルコール依存症は病気であり、個人で回復するには難易度が高いです。
ずっと落ち込んでいると、お酒が止まらずにずぶずぶとどん底に落ちてしまうだけです。
自分を責めるのは、自分の妄想や自分で設定した目標などです。
そして、自分を許してあげられるのも自分です。
自分以外に誰が自分を許してあげられるのでしょうか。
断酒に失敗しても何度でもやり直そう!!
今までに何度も断酒に失敗している方がいますが、それでも断酒には成功しています。
断酒を成功させることは、難しいですが不可能ではないのです。
何度でも何度でもやり直しましょう。
断酒の失敗をしてしまうとひどく落ち込んでいまいます。
しかし、あなただけではありません。
この記事を書いている私も、そして多くの方が同じ失敗をしています。
そして、断酒が出来るようになり、素晴らしい人生を歩んでいます。
自分を許してあげて、元気を取り戻し、またやり直しましょう。