断酒中に「お酒を飲む夢」を見た経験はありませんか?
焦って目が覚めて、飲んでなかったという事を確認し、安心したという方もいるでしょう。
断酒中に見る夢は、どのような意味があるのでしょうか。
この記事では、お酒を見る夢を飲酒中と断酒中を比較して意味を探っていきます。
断酒中にお酒を飲む夢を見て不安感を覚えた方や、現在もお酒を辞めることが出来ない人もぜひ参考にしてください。
目次
断酒中の悪夢は再飲酒の夢が多い
お酒を辞めてから時間が経った人でも、飲酒の夢を見るという事は多いにあります。
夢の中では感情や思考のコントロールは出来ないために、非常に焦った気分や「やってしまった」という後悔の念も生まれることがあります。
しかもその夢は非常にリアルであり、過去のトラウマだったりもします。
そのため、断酒をしている人々の間では飲酒の夢は悪夢として位置づけられることもあります。
断酒中に見る飲酒の夢は悪夢なのです。
再飲酒の夢は何を意味するのか?
再飲酒の夢を悪夢だとして、解釈の方法を一方方向にもっていくことはよくありません。
なぜこのような夢を見たのか、その意味を探ることは非常に有意義です。
断酒を継続していこうという人にとっては、夢であってもお酒を飲んでしまうという事は恐怖でしかありません。
しかし、悪夢であろうとも夢は夢であり、現実とは異なります。
夢という経験を通じて自分自身の現実の生活にどのような意味がるのか考えてみましょう。
そして、これまでの自分と比べてみましょう。
飲酒中の悪夢と断酒中の悪夢では現実に与える状況が異なる
自分が見た夢を分析してみると、飲酒をしている頃に見ていた夢の作用と、断酒中に見る夢の作用とではかなり異なることがわかります。
飲酒時代の夢は禍根トラウマや得体の知れない恐怖感が夢となり強引に起こされます。
そして、現実に戻った瞬間に失望してしまいます。
飲酒が激しい時代には我を忘れるためにアルコールを摂取します。
飲酒をしていると夢でも現実でも苦しい状況は変わらないのです。
一方で、断酒中の夢は悪夢であっても、現実に戻れば気持ちは落ち着きます。
自分が飲んでいなかったという事実に安堵するのです。
しかし、断酒中に見る夢の効力はそれだけではありません。
お酒を飲む夢を見たことで、その日の自分の行動へも影響を与えます。
悪夢が現実の生活を指導してくれる
断酒を継続させるためのコツとして、自分が断酒をしているという事を忘れてはいけないということがあります。
逆説的ではありますが、断酒中にお酒を飲んでしまうのは「自分が断酒中であることを忘れてしまい、いつの間にか飲んでしまっていた」という事が多くあります。
このことは断酒期間が長くなり、お酒を飲まないようになると特に忘れがちで再飲酒をしてしまいます。
飲酒をしてしまう夢を見るという事は、現実の生活に対する注意喚起なのです。
自分が飲酒をしてはいけない時期であるという事を指摘し、今後も飲まないでいることを促します。
つまり、お酒を飲む夢は深層心理からのメッセージとして受け取ればよいのです。