断酒をすることによるメリットとして、視力の回復をあげられます。
実は、アルコール依存症の中には、視力が低下する症状も少なからずあります。
お酒を毎日のように飲んでいる方で、視力が落ちたと感じる方には断酒をおすすめします。
断酒をすれば、視力も回復してきます。
この記述に関しては実際に筆者自身の経験を元にして書かれています。
お酒の飲み過ぎで身体的に不調になってきた場合、特に視力が低下してきた方はこの記事を参考にして断酒にチャレンジしてみましょう。
目次
視力は元々良いのに世界がぼんやり見えた
筆者は基本的に視力が良く、裸眼で両目が1.5以上ありました。
運転免許の更新時や健康診断では、視力テストに関しては問題なく通っていました。
それからお酒を飲む習慣もつき、かなり酒量が増えてきた頃の事です。
朝起きてから、ずっと視界がぼやけたことがありました。
起床したばかりの時は、目が見えにくいということもあるため最初は気にしていませんでした。
しかしながら、その日は視力が戻ることがありませんでした。
日常生活では問題ないものの、視界がぼやけることが気になりながら生活をすることになったのです。
1晩寝れば治るかとも思っていたのですが、次の日も視力が戻ることはありませんでした。
視力が落ちることはかなり恐怖心や不安心が強くなります。
数日後には、眼科の病院に行く事になりました。
視力検査では、1.0以下という結果になりました。
そもそも視力の良い人にとって、1.0以下になるとかなり視界がぼやけてしまう感覚になります。
原因は不明でしたが、疲れや年齢、生活習慣の変化によって視力は下がるということを聞きました。
結局のところ直接的な原因はわからなかったのです。
断酒する前は毎日浴びるようにお酒を飲んでいた
視力が落ちているものの、毎日のようにお酒を飲む習慣を変えることはありませんでした。
仕事終わりで呑み始めて、朝まで飲み続けるような生活でした。
仕事に遅刻するようなことはほとんどありませんでしたが、寝る時間も少なく睡眠不足、二日酔いの状態で仕事をしているような状況でした。
仕事中は非常に疲れているものの、仕事終わりにお酒を飲むと疲れも忘れてまた朝まで飲み続けるという生活でした。
週1回のお休みの日も、休むことなく飲み続けていました。
その間も、視力が戻るという事は無く次第に気にすることが無くなっていきました。
この視力の低下は年齢によるものであろうという落としどころを作っていました。
断酒をしてから視力回復していることに気づく
視力の低下が気にならなくなったころには、アルコールの問題がかなり進行していました。
仕事も失い、毎日のようにお金もないのに一人でお酒を飲んでいる毎日でした。
どん底の状態になってしまってから、アルコール依存症の専門病棟に入院することになりました。
入院生活は3ヶ月であり、その間は一滴もお酒を飲むことはありませんでした。
お酒を毎日のように飲んでいた人が、お酒を辞めると肉体的な健康はすぐに戻ってきます。
朝昼晩ときちんとした食事を摂り、早寝早起きで規則正しい生活を送るようになります。
そういった規則正しい生活をするようになると、体調も改善していきます。
退院後もこの生活習慣を崩すことは無く、断酒も続けていました。
普通自動車免許更新のために検査を行うと、なんとその時の視力は両目ともに1.5を超えていました。
その時の検査で気づいたことですが、断酒をはじめてから視力もいつの間にか戻っていたのです。
酒を継続させることは視力の回復にも効果があるという事をその検査で知りました。
断酒をすれば飲み過ぎによる視力低下の回復につながる
後から知ったことですが、アルコール依存症の症状の内で視力の低下は度々指摘されることのようです。
アルコールによる、ダメージによって視力が低下するのは脳へのダメージが多いようですが、実感として一番の原因は疲労でした。
毎日のように寝る間も惜しんでお酒を飲んでいましたから、睡眠時間も少なく、疲れも取れることはありませんでした。
疲労やアルコールによる眼精疲労による視力低下は、断酒をして規則正しい生活を送ることによって回復します。
視力が低下すると、日常生活に支障が出ますし、肩こりなどの原因にもなります。
視覚は日常生活では非常に大事な部分です。
お酒の毎日のように飲んでいる方で、視力が落ちてきたと感じた方は断酒を試みるようにしましょう。
断酒をすることで視力の回復につながることはあります。
それでも、断酒が苦しいと感じる方は苦しい時期を把握して対策をするようにしましょう。