アルコール依存症

元依存症FPが教える!借金などのお金の問題から依存症者が回復する具体的方法

更新日:

依存症者の多くは、経済的に苦しい状態にあることがほとんどです。

その困窮の苦しみが、さらに依存症を悪化させてしまうことも事実です。

依存症者が生活を立て直すための第一優先事項は、依存症からの回復を目指すことです。

依存症から回復ができたら、経済的な側面も徐々に立て直していくべきです。

しかし、依存症からの回復の方法を教えてくれる書籍やコンテンツはありますが、経済的な回復を具体的に教えてくれるものは多くありません。

今回は、元依存症者のファイナンシャルプランナーである筆者が、依存症の回復と共に経済的な安定までの具体的な方法を解説します。

依存症の問題とお金の問題を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。

アルコール依存症によって起こる社会・経済的な問題【成れの果て】

元依存症ファイナンシャルプランナーの経歴紹介

まずは、この記事を執筆している元依存症ファイナンシャルプランナーの筆者がどのような状態だったのか紹介する必要があるでしょう。

もしも、筆者の経歴に特に興味が無い場合は、読み飛ばして次の章に進んでください。

最悪の時には200万円以上の借金を抱えていて、毎日が借金苦でありアルコール依存症との闘いも辛かったことを覚えています。

しかし、現在ではその状態からきちんと回復してある程度経済的な不安感からは解放されています。

ここからは、アルコール依存症の私の飲酒歴や借金歴、仕事歴を通して筆者の紹介をしていきます。

飲酒歴は20年間

の飲酒歴は、合計で20年間に及びます。

ある程度レベルの高い進学高校に受かったものの、その後の人生がとても空しいものに感じられました。

父親がアルコール依存症だったこともあり、お酒に手を出したのは16歳当時からです。

もちろん、法律では禁じられているものの、そこまで厳しくない時代でもありました。

それから、35歳になるまでお酒を飲み続けています。

付き合いの良い人柄から、あらゆる飲み会の誘いに対して断ることはありませんでした。

また、この飲み会によって仕事の話を進めて、フリーランスとしての仕事を得ていたのも事実です。

お酒を飲んで、飲み会の席を盛り上げることができれば、仕事は簡単に契約できると思い込んでいました。

しかし、飲み会で仕事を得るものの、仕事自体のスキルは無く毎日のように先輩や上司からの咤を受けて、ついに精神が折れて仕事を辞めてしまいます。

一度辞めてしまった仕事からは、二度と仕事が来ることはありません。

毎日のように収入が無い中で、一人家にこもって数週間にわたってお酒を飲んでいました。

そして、結局アルコール依存症の専門病院に入院することになりました。

借金歴は15年以上で最高額は200万円

借金歴は15年以上です。

いつのころからか、自分の収入以上にお酒にお金を使うようになりました。

最初は、給料日に返済をしていたのですが、徐々にお金が無くなっていき、パチンコで勝った時に借金を返済するという方法を採用していました。

しかし、パチンコは勝っても負けても、理由を付けてお酒を飲むだけです。

結局、借金は雪だるまのように増えていき、いつの間にかクレジットカードのカードローンやリボ払いの借金も含めて200万円以上の借金へと膨れ上がっていました。

もちろん、返済ができるほどの収入もありません。

まずは、生活限度ギリギリの生活費を得るためにアルバイトや夜の仕事をすることもありました。

それでも余分なお金を得るとお酒に消えてしまうのです。

挙句の果てに、入院を期にアルコール依存症からの回復に集中し、お金の使い方にも気を付けるようになりました。

仕事歴は転職をくり返す日々

私は何度も転職をくり返しています。

子供のころからあこがれていた仕事にフリーランスとして就職したものの、その業界からは完全に干されてしまいます。

日々の生活のために仕方なく水商売を再開させるものの、その職場での扱いは散々なものでした。

毎日のように酒を飲んでは、ののしられる日々を過ごしていました。

入院してからお酒を辞めて、かなり身体的にも精神的にも安定してきてからアニメーションスタジオで働きました。

かつてのように、職場で散々な目に合う事もなく、自分自身でもがんばりました。

しかし、仕事に集中して生き甲斐を得られるほどではありませんでした。

そして、フリーランスとしてライターを始めました。

はっきり言って、お金が稼げるほどのスキルも無かったため、最初の頃は朝から晩まで働いて月収最高40,000円という位のものでした。

この生活を1年ほど続けると、借金もかさんでいきます。

何度か就職をしたものの、すぐに契約解消や解雇されてしまう状況です。

問題なのは、自分自身が全く何もできず人生の目的も見出すことが出来ていないことでした。

アルコールへの浪費が少なくなれば貯金は2倍の速度

考えている女性

アルコールや依存している対象への浪費が少なくなると、貯金は2倍の速度で増えていきます。

依存症者が借金の返済のために最初に行わなければいけないことは、ただ一つです。

それは、依存症からの回復に集中することです。

依存症から回復するができれば、お金の無駄使いが無くなります。

そして、貯金は2倍のペースで増えていきます。

例えば、私の場合は依存物がお酒ででしたが、給料のほとんどをお酒につぎ込んでいました。

月々の給料が30万円なら通信費や家賃以外の費用は全てお酒です。

10万円が必要支払い費用なら、20万円はお酒に使っていたということです。

つまり、貯金は0円。

何かトラブルがあった場合は、すぐにマイナスになってしまう生活でした。

私の場合は、大きな病気(アルコール依存症以外)や怪我などをすることなく運よく過ごせました。

しかし、少しでもお金があればお酒やパチンコにお金を使ってしまうため、お金が残ることはありませんでした。

アルコール依存症の治療に専念している際には、仕事も失っていたので収入はゼロです。

親から借金しながらなんとか生活をしている状態。

ちなみに、この頃の出費はお酒やパチンコにお金を使っていないので、お酒を飲んでいる時期に比べてかなり少ない金額ですみました。

その後、仕事を始めると安定した収入が入ってくるようになります。

その収入の半分を生活費に当てて、その半分を借金返済に当てることになります。

ここで注目すべきなのは、生活費以外の全てのお金が借金の返済や貯金に回せるようになっていることです。

もしも、お酒を飲み続けていた場合、生活費と借金返済、そしてお酒やパチンコへのお金も用意しなければいけません。

私はお酒やパチンコへの出費が0円になっていたため、借金の返済にもお金を当てることができるようになったのです。

この状態は、以前の状態と比較して2倍で貯蓄額や借金返済額が増えたことを意味します。

簡単に表すと以下の通りです。

月の収入が30万円の場合
お酒を飲んでいる時
生活費10万円+お酒代20万円+借金=残金0円+借金増加

お酒を辞めてから
生活費10万円+借金返済額15万円+貯金5万円=残金5万円+借金返済

無駄な浪費を無くして、借金返済や貯蓄ができれば、自分自身が持っているお金は2倍の速度で増えていくのです。

お金の計算はシンプルに!

自身の手元にお金が貯まらないと考えている人の多くが、お金に対して大きな勘違いをしていることがあります。

大きな勘違いは、お金の問題を非常に複雑に考えてしまっていることです。

実はお金の計算は非常にシンプルです。

収入-支出=利益(資産)

実はこんなにシンプルです。

もしかしたら、「そんなことはあたり前だ」と考える人もいるでしょう。

それでは、少し応用していきましょう。

上記の計算式から考えると、利益や資産を増やすためには収入(給料)を増加させて、支出(生活費など)を減らせば良い訳です。

これもあたりまえのことですよね。

多くの方が、収入である給料をどのように増やすのかに集中してしまうものです。

しかし、給料を増加させるのは中長期的な視点が必要です。

一晩寝たら収入が増えるわけではないからです。

給料は会社内で自身のスキルや信頼度を上げて、会社に対しても利益を上げて初めて増加するものだからです。

一方で、支出に関しては、短期的な視点でも見直せば減少させることができる部分です。

ここからは、依存症者でも経済的に回復できる方法を「支出を減らす方法」「収入を増やす方法」の順に詳しく解説していきます。

断酒のルールはシンプルがベスト!昨日は遠い過去で明日はまだ来ぬ未来

生活費を見直して支出を減らす方法

計算機とメモ

依存症から回復して安定して安定した生活を開始するためには、自分自身の生活費の見直しから始めましょう。

実は、きちんと自身の生活費を細かく把握している人は少ないものです。

月々の光熱費、通信費、食費、、、。

それぞれを細かく見ていくと、実際に自身が何にいくらの費用を消費しているのか把握できるようになります。

すると、無駄に支払いをしている費用もたくさんあることに気づきます。

例えば、通信費である携帯電話料金は月々いくらでしょうか。

私は、きちんと通信費を見直す前に、携帯電話費用として20,000円弱を支払っていました。

そして、現在は月々3,000円弱です。

これだけで月々17,000円が節約できています。

年間にすると204,000円の節約です。

また、会社に通勤する際の交通費はどうしているでしょうか?

私は完全にテレワークになっているので電車賃は現在かかっていません。

テレワークが普及する以前の場合でも、基本的な電車賃はかけていませんでした。

なぜなら、通勤は自転車だったからです。

月の電車賃が12,060円です。

年間だと144,720円の節約です。

これだけの費用を節約できています。

実は、生活費として支出している費用の中には、大きく節約できることもあります。

食事は外食が多くないですか?

見ていないのにNHKの受信料を払っていませんか?

無駄なサブスクリプションサービス費用を毎月支払っていませんか?

まずは、自身が支出している生活費を把握することから始めましょう。

借金を返すためのルール設定

借金を返すためにはルール設定が大事です。

借金の返済が滞っている方は、きちんとした返済のルールの設定と設定したルールに従った返済ができていないのが原因です。

借金を返すためのルール設定として単純なのは、毎月決まった費用を返済していくことです。

もちろん、これは単純で効率もよいのですが、もう一つのルールを付け加えることをおすすめします。

それは、複数の会社から借金がある場合、一つの会社への月々の返済が終わったら、その月々の返済金額を足して次の会社への返済費用に当てるというものです。

分かりにくいと思いますので、筆者の経験を元にわかりやすく解説していきましょう。

筆者の借金(各社別)

A社=月々9,300円返済(ローンリボ払い合計450,000円)
B社=月々6,000円返済(カードローンリボ払い200,000円)
C社=月々10,000円返済(カードローンリボ払い420,000円)
D社=月々10,000円返済(カードローンリボ払い200,000円)

これらを返済の優先順位(月々の返済費用が低く、返済合計額が低い)に並べると以下の通り。

  1. B社=月々6,000円返済(カードローンリボ払い200,000円)
  2. D社=月々10,000円返済(カードローンリボ払い200,000円)
  3. C社=月々10,000円返済(カードローンリボ払い420,000円)
  4. A社=月々9,300円返済(ローンリボ払い合計450,000円)繰り上げ返済を50,000円足すと、毎月85,300円です。
    ※繰り上げ返済の費用は個人によって異なるでしょうが、一度返済額を決めたら固定をすることが大事です。

筆者は合計4社からの借金を抱えていました。

月々の借金返済だけで、35,300円です。

生活費にこれだけの借金が重なってきます。

地味ではありますが、借金の返済はかなり精神的に苦しくなります。

私が行った方法は、B社の月々6,000円の合計200,000円のリボ払いを完済する事です。

優先順位として、月々の返済費用が少なく、合計の謝金金額も少ない会社から返済していくところがポイントです。

そこでまずは、毎月50,000円の返済をはじめました。

するとB社には、56,000円の返済、合計で85,300円を借金返済に当てています。

すると、4ヶ月後にB社の借金をすべて返済しきれます。

次にこれまでの月々の返済費用だった56,000円を、D社の返済に当てます。

するとD社への返済費用は56,000円+月々の返済10,000円で66,000円の返済です。

そうすると、約3ヶ月程度で完済できます。

既にB社とD社の返済が終わりました。

次に手を付けるのは、C社です。

C社への返済は66,000円+月々の返済10,000円で、合計76,000円を返済していきます。

すると、約5ヶ月でC社への借金が返済できます。

そうすれば、残りはA社だけですね。

この時点で、3社への借金を返済しています。

しかも、毎月の生活費のやりくりに借金の返済費用を当てているため、かなり節約ができる習慣も身についているはずです。

かなり気持ちは楽になっているはずです。

具体的な費用の計算ができない部分ではありますが、この生活習慣と気持ちが楽になっていることが非常に重要です。

話を戻しますが、もちろん最後のA社への返済費用はわかりますよね。

これまでの返済費用である76,000円に9,300円を足して、85,300円を返済していきます。

最終的に毎月の返済費用が85,300円になっていますが、手元から減っている費用は毎月変わっていません。

一方で、着実に借金の返済は進んでいきます。

不思議ですが、これが借金返済のコツです。

一つの会社への返済を終えると、余裕が出るお金が浮きます。

借金の返済に困っている方の多くは、一つの会社への支払いが終わるとその会社への月々の支払額を余剰金にしてしまいがちです。

この点が、借金返済の落とし穴なのです。

いつの間にか、自身が返済している月々の費用が減っていくのです。

このお金を何に使っているか分からなくなるよりは、返済に当ててしまった方が有益になります。

依存症者が借金返済のために絶対にやってはいけないこと

アルコール依存症の方が借金返済のためにやってはいけないことがあります。

絶対にやってはいけないことは、以下の通りです。

  • ギャンブルで一発逆転
  • 宝くじを当てて一気に返済
  • 「絶対儲かる」という話に乗っかる
  • 闇バイトに手を出す
  • 現実から逃避する

実は、借金のプレッシャーからすぐに逃れたいと思っている人に多い考え方なので、やってしまいがちです。

確かに借金のプレッシャーは強く、毎日を憂鬱に過ごさなければいけません。

一攫千金という淡い夢を見ている人も多いでしょうが、成功例だけを見ていると痛い目を見てしまいます。

むしろ、甘い誘惑はそういったプレッシャーを感じている人に付け込んできます。

前もって「借金返済のためにやってはいけないこと」を知っておけば、さらに状況を悪くしてしまう危険を避けられます。

それでは、借金を背負っている依存症者がはまってしまいがちな「借金返済のために絶対やってはいけないこと」を詳しく解説していきましょう。

ギャンブルで一発逆転

ギャンブルで一発逆転しようとするのは絶対にやめましょう。

ギャンブルを行うためには、当然ですが元手が必要です。

その元手が何倍にも増える可能性があるため、借金返済のためにギャンブルに手を出す人がいます。

しかし、ギャンブルはギャンブルです。

一度でも大穴を当てても、その時点でギャンブルを辞めることはできないのが現実です。

最悪の場合は、ギャンブルにハマってしまい沼から抜け出せなくなることもあります。

パチンコや競馬は、パチンコ店や胴元が儲かるようにできています。

つまり、ギャンブルをする方が負けるようにできているのです。

ギャンブルに手を出した時点で負けが確定します。

借金を苦に、ギャンブルに手を出して一発逆転を狙うことは絶対に辞めましょう。

宝くじを当てて一気に返済

宝くじを当てて一気に返済するという考え方も避けましょう。

宝くじは、購入して夢を見ている分には良いですが、ほとんど当たることは無いと認識しておきましょう。

一応、宝くじの当選確率を確認しておきましょう。

ロト6
1等の最高賞金は6億円
1等の当選確率は6,096,454分の1
約0.0000002%

ロト7
1等の最高賞金は10億円
1等の当選確率は10,295,472分の1
約0.0000001%

宝くじ
1等の賞金7億円(年末ジャンボ宝くじ)
1等の当選確率は約20,000,000分の1
約0.00000005%

当選確率だけでは理解できないかもしれませんので、例を出してみましょう。

オリンピックや各種スポーツイベントで新国立競技場を使用すると収容人数は約70,000人(正確には68,000人)です。

すると、約286個の満席の新国立競技場の中から1人だけが当たりを引くというイメージです。

その難しさが少しわかりましたでしょうか?

それでは、東京大学の合格率で考えてみましょう。

東京大学の2021年の募集人員は2,960人です。

受験者数は9,089人であり、合格率は約32.5%です。

全国の大学受験者数は535,245人です。

すると、志望校などを考慮することなく、すべての受験生が東京大学受験したとすると東京大学の合格率は0.6%です。

全国の受験生が東京大学を受験した場合の合格率
0.6%

宝くじの1等当選確率
0.00000005%

ご理解いただけたでしょうか?

宝くじを一枚購入するのにかかる費用は約300円です。

10枚買うとすると3,000円を捨てることと同じようなものです。

ちなみに、宝くじに当選した人の多くはその後、破産して悲惨な人生を送っています。

一晩で自分自身が扱うことができないほどのお金を手に入れても、自身の生活を破綻させてしまうだけです。

「絶対儲かる」という話に乗っかる

「絶対儲かる」という話は、世の中に満ち溢れています。

特に個人投資家が増えてきた昨今では、「絶対に増える投資」の話も増えています。

これまでに、絶対増える投資話が上手くいったためしはありません。

なぜなら、将来を予測することは誰にもできないからです。

もちろん、効率的に同一の投資額を定期的に投資していくことでリスクを抑えながら、堅実にお金を増やしていくことは可能です。

このことは、他の章で解説します。

極端に一晩でお金持ちになるようなことは無いと考えてよいでしょう。

「絶対に儲かる」というセールスコピーは、お金に困っている人の心理に付け込む戦略です。

普段では引っかからりにくい甘い話も、お金に困っていて心理的に追い込まれている人は、藁にもすがる思いで引っかかってしまうのです。

「絶対儲かる」という話で唯一儲かる人は、投資の手数料を受け取って生活をしている金融を担う人だけです。

彼らは、景気が良くても悪くても、投資の取引さえあれば、手数料を受け取れるのです。

一般個人が「絶対儲かる」という話に乗るのは、仲介サービスを担っている人に無償でお小遣いを上げているようなものです。

「絶対に儲かる話」や「簡単に稼げる」話には、十分な注意が必要です。

闇バイトに手を出す

当然の事ですが、闇バイトに手を出してしまうことも絶対にやめましょう。

お金に困ってくると、簡単にお金が手に入るような仕事に手を出してしまいがちです。

しかし、闇バイトの多くは手取りとして高額な給料を保障しているものの、結局お金をもらえなかったり、逮捕されるなどの高いリスクが付きまといます。

闇バイトは雇う側に完全な主導権があり、雇われる側には保障が全くありません。

逮捕されようとも自分自身の信用度が傷つき、不快な思いをするだけで雇う側が守ってくれることはありません。

給料の未払いがあったとしても請求する権利すら与えられていません。

転職の活動で、なかなか仕事を得ることができなくても闇バイトに手を出すことだけは辞めましょう。

お金や仕事、住む場所に困った場合は、国や行政機関に相談したり、支援団体に協力してもらったりするようにしましょう。

現実から逃避する

借金を抱えることは苦しいことですが、現実逃避することは避けましょう。

これまでに紹介してきたように、ギャンブルや絶対に儲かる話に乗っかることは、直面している現実や苦しい仕事からの逃避行動に他なりません。

簡単な作業や思考だけでお金を稼げるわけではない、ことは認識しておきましょう。

アルコール依存症の方は、苦しい現実から逃れるためにアルコールを飲みます。

そして、その時間だけは奪われて現実の好転は決してありません。

しかも、現実逃避をすることで、事態はさらに悪くなってしまうことがほとんどです。

何か苦しいことがあると、その突きつけられた現実から不安や恐怖を感じて逃避をしてしまいがちです。

しかし、苦しい現実から来る不安感や恐怖感を乗り越える最適な方法は、その現実と向き合い、問題点を見つけ出して「立ち向かう」ことです。

苦しい現実に立ち向かうことで、自然と不安感や恐怖感は無くなり自分を成長させてその苦しい現実も乗り越えさせます。

苦しい時こそ、現実から逃避するのではなく立ち向かいましょう。

怖いのは全員一緒です。

そこで一歩踏み出すことができる人が、人よりも大きく成長できるのです。

収入を増やすためにできること

図書館で学ぶ男性

ここまでで、生活費と借金の返済のための具体的な方法を解説していきました。

つまり、支出の部分です。

それでは、中長期的に見た場合の収入の増やし方を解説していきましょう。

収入を増やすためなら、「一生懸命働く」や「転職をする」などの精神論や短絡的な方法ももちろんあります。

しかし、筆者はここでこういった話をする気はありません。

まずは、自身のスキルを上げたり、自身のやりたいことを見つけたりなどの部分を解説します。

むしろ、依存症からの回復を目指す方がおこなうことは、短絡的にお金儲けをする事よりも人生の充実度を上げることに集中すべきです。

一気にお金儲けをして依存症に戻ってしまえば、稼いだお金が無くなるのは一瞬です。

私が収入を増やすために行ったことは、主に2つです。

  • 自身のスキルを上げる副業をする
  • 自身の能力を上げる投資をする

それぞれについて詳しく解説をしていきましょう。

副業は自分のスキルを高める最善の方法

多くの会社で既に副業は解禁されているますが、副業は自分のスキルを上げるための最善の方法です。

副業を始めるにあたって、気を付けるべきことが一つあります。

それは、単純なアルバイト感覚で時間を浪費することで副業収入を得ようとしないことです。

副業を始めるにしても、自分自身のキャリアになるような仕事やスキルを高められる仕事を選びましょう。

例えば、私は副業としてWEBライターの仕事を選びました。

元々、文章を書くのが上手いと考えていましたが、これが最初は全く稼ぐことができずに毎日のように絶望していました。

しかし、それでも継続していくことによって、少しずつ単価も上がっていき生活ができるようにもなりました。

実は、金融リテラシーやビジネス関係について学び始めたのは、WEBライターをはじめたからだと言っても良いでしょう。

なかなかライティングの仕事で単価が上がらないために、色々を学習をすることによって金融関係の記事が単価が高いことを知り、金融の知識をつけました。

また、ビジネス関係やIT関係の記事も単価が高く、それらの記事を書くことで生活費を稼いでいました。

もちろん、副業ライターとして、金融関係やビジネス関係の仕事を重ねることによって、お金を稼ぐだけではなく知識やスキルを上げる事にも役立っています。

今現在、このブログを書いていますが、それは金融の知識とライティングのスキルなど、あらゆるスキルと知識が合わさってできていることです。

WEBライターは、あらゆる知識を吸収しアウトプットの機会も与えてくれる効率の良い副業です。

もちろん、副業にはライターの他にも、プログラミングや動画編集などさまざまあります。

自分自身が楽しく継続できて、将来の役に立つ仕事を選びましょう。

初めは単価が低くても、徐々に単価は伸びていきますし、一般的なアルバイトのように自身のスキルやキャリアが上がらない仕事は避けましょう。

アルコール依存症者におすすめの就職や転職も可能な4つの副業

自分自身への投資をすれば人生が充実してくる

お金は増やし方や守り方も大事ですが、どのように使うのかも大事です。

お酒やギャンブルに使っているお金は、その後の人生に何ももたらさない浪費に終わってしまいます。

日々の生活費も生きていく上では必要最低限の出費でありますが、自身を成長させてくれません。

そういった意味で、浪費ではありませんが消費と呼ばれる出費です。

自身の将来性のためにお金を使う事を投資と呼びます。

投資とは、単に株式投資などのような金融商品を購入して資産運用をするという意味だけではありません。

自分自身の成長のためにお金を使う事も、自己投資として立派な投資だと言えます。

しかも、金融商品を購入していって得られる利益よりも、自身に新しいスキルを付ければ転職する際にもより良い条件で就職をすることも可能にします。

つまり、自己投資は資産運用よりも効率の良い投資なのです。

個人の市場価値は、人数の少ないスキルを持っている人こそ高くなります。

例えば、ライティングだけができるのならかなりの人数がいます。

しかし、金融に詳しいライターやビジネス関係に詳しいライターは、数が少なくなっていきます。

さらに、英語ができて最新の英語の情報を日本語で詳しく説明できるライターとなると、かなり稀で貴重な存在になります。

つまり、スキルを複数以上持っている人は、副業でもかなり稼げる人材となれます。

副業で本業とは全く異なる仕事をするにしても、人材としてスキルの掛け算ができるような仕事を選ぶと、飛躍的に収入も伸ばせます。

副業をするには、貴重な時間をかけなければいけません。

お金をそもそも持っていない人は、時間を自身のスキルアップに投資することが、自身の人生を充実させる最適な方法なのです。

効率的なお金の勉強方法を紹介!知識を得て損をなくそう

サクセスと書いたプラカード

効率的なお金の勉強をすれば、損をすることがなくなります。

お金の知識がある人と、無い人では生涯賃金にすれば相当な差が出ますし、直面する問題にも適切に対応できるようになります。

知識のない人は、知識のある人の格好の餌食になってしまいがちです。

まずは、お金について学びましょう。

しかし、巷には数多くのお金の勉強本や、ブログ記事、YouTube動画が溢れています。

また、先ほども説明したように「絶対に稼げる」という甘い誘いでお金を浪費してしまう可能性もあります。

そのため、どのようにお金について学べばよいかわかりません。

そこで、ここからは、依存症者でも効率的にお金の勉強をすることができる方法を紹介します。

効率的なお金の勉強方法は、「ファイナンシャルプランナー(FP)」と「簿記」の資格を取得するために勉強することです。

ここからは、なぜこれらの資格勉強をすることが効率的なのか解説します。

実際に、筆者はこれらの資格勉強を通して、効率的にお金の知識を得て、借金の返済にいたりました。

ファイナンシャルプランナー(FP)で網羅的にお金を学ぶ

ファイナンシャルプランナー(FP)の試験は、お金について網羅的に学ぶのに非常に効率の良い資格です。

他のブログ記事などを読んでいると、「ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得しても意味が無い」という記述もあります。

しかし、それは転職や就職のために使用する為という文脈での話なのであって、日々の自分自身の生活で利用するという点では非常に役に立ちます。

「お金の勉強」と一言でいっても、学ぶべき分野は多岐にわたります。

税金やローン、資産運用や保険など、隅から隅まで学ぼうと思うとどこから学べばよいのかわからなくなってしまいます。

しかも、一つひとつの分野は他の分野とも関連していることもあり、学んでい行く上で混乱してしまうこともあります。

ファイナンシャルプランナー(FP)の試験は、6つの分野を学ぶことになります。

ファイナンシャルプランナー(FP)の試験分野

  • ライフプランニングと資金計画=一生涯のお金をどのように計画的に使っていけば良いのか知る
  • リスク管理=健康保険や生命保険などの「保険」について学ぶ
  • 金融資産運用=株式投資や債券への投資など、資産運用について学ぶ
  • タックスプランニング=税金について学ぶ
  • 不動産=不動産にかかる税金や不動産投資について学ぶ
  • 相続、事業継承=遺産相続や会社の事業継承について学ぶ

私たちの生活はお金無しでは成立しません。

生活の上でお金がかかる部分は多くありますが、きちんと全般的に学べるのはファイナンシャルプランナー(FP)の資格勉強が適しています。

それでは、ファイナンシャルプランナー(FP)3級には、どのくらいの費用と時間がかかるのでしょうか。

私が実際に使った費用を目安として記載します。

これは、ずべて独学で行ったものです。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級程度なら、独学でも十分に合格できます。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の費用と所要時間【独学】

ファイナンシャルプランナー(FP)試験費用=6,600円(税込)
参考書1冊(問題集とテキスト一緒になっているもの)=1,540(税込)
YouTube動画やネットにある過去問=無料
学習時間合計=60時間(1日1時間×60日程度)
トータル8,140円

8,140円の出費と60時間の投資で網羅的にお金の勉強ができるのなら、コストパフォーマンスが良いです。

その後のお金の使い方や、税金の支払い等を考えると有益です。

もちろん、資格試験に合格すれば資格を得ることもできますので、客観的な指標として履歴書に書き込むことも可能です。

試験は1年に3回ありますので、1年でFP2級まで取得することもできます。

FP2級まで持っていれば、社会的な信用度も高くなり、独立企業も可能になります。

簿記で企業間のお金の流通を知る

お金の勉強で決して避けて通れないのは、会社員からすれば給料ですし、経営者からすれば日々の売上や収益です。

これらのお金の流れを知るのに簿記の資格試験はとても効率の良い学習方法です。

転職活動をする時や株式投資で資産運用をする場合でも、会社の経営状態をお金の流れによって把握することはとても大事です。

実際、筆者は簿記の勉強をするまで、領収書や交通費の清算程度は知っているものの、約束手形や小切手、収入印紙などがどのように使われるのかすら理解していませんでした。

これらを理解することで、働いている会社がどのように成立しているのか分析が可能になります。

また、給料が会社からどのように支給されているのか、クレジットカードや電子マネーなどの仕組みも理解できます。

普段生活していて、クレジットカード会社はどのように収益を上げているのか不思議に思ったことはありませんか?

クレジットカードは、キャッシングをしない限り私たち利用者にとって、無料で使用できるサービスです。

しかし、きちんと経営が成立しています。

それではどのような収益構造をしているのでしょうか。

そんな、会社の収益構造も理解できます。

アルコール依存症を生産する依存症ビジネスの手口もお金の流れで理解できます。

こういった事を理解することによって、経営者目線での仕事もできるようになるので、仕事のできるビジネスパーソンにもなることができます。

そうすれば、給料も上がっていくことになるでしょう。

簿記3級の試験分野
商業簿記=主に会社を主体としたお金の動きを理解できるようになる

簿記3級の費用と所要時間【独学】

簿記3級の受験費用=3,400円(税込)
簿記3級の教科書=1,430円(税込)
簿記3級の問題集=1,650円(税込)
合計=6,480円(税込)
学習時間合計=60時間(1日1時間×60日程度)

簿記の学習は独学でも可能です。

ファイナンシャルプランナーの試験とは異なり、暗記ではなく理解して計算ができるようにならなければいけません。

すこし、世界観が異なるので教科書を読んで、手を動かしながら何度も練習問題を解いていくことをくり返しましょう。

最初は理解できないことも、何度も問題集を解いていくうちに理解できていきます。

脳が簿記の世界観に慣れていくのです。

問題集や過去問題集を何度も練習して試験を受けましょう。

簿記はネット試験を実施しているので、いつでも好きな時期に受験ができます。

一度落ちても何度でもやり直せば、きちんと理解することができて資格も取得できます。

【禁酒ビフォーアフター】5年の断酒に成功した私が感じた5つの成長

お金を使わない趣味や楽しみを見つける

これまでに、お金をたくさん使ってきた依存物と別れを告げて、お金を使わない趣味や楽しみを見つけることも大事な節約方法でありリハビリ方法でもあります。

私の場合、お酒に依存している間は、何をしているにしてもお酒はつきものでした。

カラオケや人との会議、レジャーでもお酒は飲んでいました。

そんな自分がお酒を辞めた瞬間に気づいたことは、かなり暇な時間が増えたということです。

実は、お酒を辞めると、その時間がそっくりそのまま暇な時間への変換します。

この時間に何もしていないと、悪いイメージや記憶が蘇り鬱になってしまい最悪だと再飲酒してしまうこともあります。

暇になった時間は、なるべく新しい趣味で潰していくことが大事です。

私が行ったのは、筋トレと英語の学習です。

筋トレは、悪いイメージや過去の恥ずかしい記憶なども取り払ってくれる最高の趣味です。

また、読書や英語の勉強を行うと、自分自身の成長にもつながります。

これまでに紹介してきた趣味や学習は、時間を潰せる一方でお金を使用することはほとんどありません。

筋トレはジムに行かなくてもできますし、読書や英語の勉強は図書館でもできます。

インターネットの多くは無料で使用できます。

暇な時間は、リハビリ中の依存症者には危険になります。

お金のかからない趣味を持つことは、生活にメリハリと充実感を与えリハビリにもなります。

お酒を辞めたなら、ぜひ新しいお金のかからない趣味を見つけてみましょう。

断酒をすると暇な時間が増える?再飲酒の危険を回避して自分を高めよう!

あなたはやり直した第二の人生で何をしたいですか?

崖の上で両手を上げる人

お酒を辞めてリハビリを続けていくと、人生が充実してきますし経済的にも安定してきます。

今回の記事では、経済的に安定をする方法を具体的に解説してきました。

しかし、経済的な安定よりも大事なことは、依存症から抜け出した自分がどのように今後の人生を生きていくのかということでしょう。

依存症になった方は、人生のどん底を味わった方が多いでしょう。

人によっては、入院したり、専門のリハビリ施設でプログラムを受けたりして回復している方もいます。

回復した依存症にとっては、観方によっては第二の人生を送っています。

それでは、この第二の人生で、あなたが何をしたいのかゆっくりと考えて行くことも大事でしょう。

社会に出て働くということは、社会に貢献するということでもあります。

あなたは、あなたができることで、どのように社会に貢献しようと思いますか。

実はこの問いを自分に問いかけることなく、依存症からの回復と社会的な回復は難しいものです。

筆者の場合、「自分と同じように依存症や人生のどん底で苦しんでいる人に、生きる希望を与えること」を自分の人生の目的としました。

この自分自身の人生の目的に基づいて、このブログも更新しています。

依存症のリハビリをしながら、社会的にも経済的にもある程度落ち着いてきたら、自分自身の人生についても深く考えてみることが大事でしょう。

元依存症者でも転職は可能!副業や資格取得で市場価値を高めよう!

まとめ

依存症者の多くは経済的に厳しい状態にある方が多いのは事実です。

依存症からの回復は社会的な回復も必要であり、経済的な安定も不可欠です。

第一優先事項は、依存症からの回復であり日々のリハビリですが、続けて立て直さなければいけないのが経済的な側面です。

実は、依存症から回復するためのリハビリ方法を解説する書籍やコンテンツは沢山あるものの、依存症者が経済的な側面を立て直す具体的な方法を解説しているものはほとんどありません。

依存症者が経済的な側面を立て直すためには、自分自身のお金の問題を直視することから始める必要があります。

自分自身の経済的な問題は、シンプルに収入を増やして、支出を減らすことと考えましょう。

月々の生活費を見直してみることで、大きく節約をすることができます。

生活費を減らすことは、短期的な施策としてすぐにでも改善できます。

すぐにでも行動に移しましょう。

そして、多くの借金を抱えている方は、月々の返済金額を固定して、複数社から借金があっても1社ずつ確実に返済していきます。

1社の返済が終わっても、月々の返済金額を減らすことが内容にすることが、借金返済をすぐに終わらせて精神的な安定感を保つコツです。

借金は、精神的にも苦痛になるため、なるべく早期に終わらせることをおすすめします。

出費の見直しが終わったら、収入を増やすことにも集中しましょう。

自身のスキルを上げられる副業を選べば、最初は収入が少なくても中長期的に見ると大きく収入を増やすことが可能になります。

お金が無くても時間は、誰にでも平等に与えられています。

学習する事やスキルを上げることに自分自身の時間を投資して、充実した将来像を描けるようにしましょう。

経済的、社会的に安定してきたら、自分自身の人生を再度振り返ってみることをおすすめします。

自分は第二の人生をどのようなものにしたいですか。

社会への貢献や困っている人を助けるこそ、自分自身の回復と人生の喜びに繋がります。

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