アルコール依存症

人間関係破壊の仕組みと改善の道【アルコール依存症者の成れの果て】

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依存症者がハマってしまう悪循環。

それは、自ら孤立化を招き、自ら孤立化を悔やむということ。

依存症者がなかなか回復できないでいるのは、自身の孤立化が原因となる場合が多くあります。

孤立化していると、依存症に対して自分一人で戦わなければなりません。

そのほとんどの場合が失敗に終わってしまいます。

一人での依存症の戦いに勝てるのであれば、そもそも依存症に陥ることは無いでしょう。

依存症者は自分以外の誰かの助けを欲しているにもかかわらず、なかなか助けを求められる相手に出会えません。

むしろ、貴方を助けたいと考えている人を傷つけてしまい自ら孤立化することすらあります。

今回は依存症者が人間関係を破壊してしまう仕組みを詳しく解説し、改善の道を示します。

この記事を読めば、あなたが孤立してしまう原因と人間関係の構築の方法がわかります。

この記事は

・依存症者で孤立化してしまっている人

・依存症からの回復の道を探っている人

に向けて書かれています。

依存症者は人間関係を破壊してしまう

部屋の隅に座る女性

依存症者は人間関係を自ら破壊してしまう癖があります。

この症状は不思議なことに、依存症を経験しているほとんどの人がする行為です。

人間関係を壊す方法は様々ですが、まずは都合の悪いことを隠すという行為。

つまりは嘘をつくという事です。

嘘が通用しなくなれば、今度は怒りに任せて人を傷つけます。

嘘ばかりついている人は、人々からの信用を無くします。

むやみやたらに人を傷つけるような人は周りの人から避けられます。

いつの間にか依存症者の周りには誰もいなくなるのです。

嘘は依存症の始まり

嘘は依存症の始まりです。

依存症者は皆、何らかの引け目があり近しい人へ嘘をつくようになるからです。

「体調がすぐれないから会社を休む」。

「会社を解雇になったけど妻には、会社にいっていると言う」。

「借金がかさんでも、そんなものはないと言う」。

嘘をつかなければ成り立たないのです。

そしてついには自分自身にさえ嘘をつくようになります。

始まりは嘘というよりも、自分自身を説得するようになるのです。

「今日は大きな仕事が終わったから一杯」。

「今日は友人の結婚式だから祝いに一杯」。

「今日は親が亡くなったからお悔やみに一杯」。

「今日は会社がお休みだから一杯」。

「今日は雨が降っているから酒を飲もう」。

あらゆることを理由にしてお酒を飲む理由にしていくのです。

こういった日々が続くことで、依存症者は自分自身をすら騙し始めます。

「私にはお酒を飲んでいてよい理由がある」のだと。

嘘とつき始めたら、最終的には自分自身を欺くようになります。

それが依存症の成れの果てなのです。

人を傷つけるのは衝動か愉しみか

アルコールが入ると人を傷つけるという人もいます。

お酒を飲むことは、感情をたかぶらせます。

そのため、何もしていないような相手でも、怒りの感情をぶつけてしまう事があります。

お酒は怒りを倍増させて、個人では抑えようのないほどの感情になります。

そのため、人を傷つけてしますのです。

依存症者が人を傷つけるのはお酒に酔っている時だけではありません。

お酒の切れ目や二日酔い、アルコールが切れている時も非常に感情的になってしまいます。

そして、八つ当たりしやすい人やモノを傷つけるのです。

衝動的な行動でもありますし、もしかしたら心のどこかで楽しんでいるのかもしれません。

依存症の成れの果ては世界からの孤立化

窓際で座っている女性

アルコール依存症の成れの果ては、人間からも世界からも孤独化していくことです。

これまでに説明してきたように、依存症者は自分を守るために都合の良い嘘を他人につきます。

そして、いつの間にか周りの人からは信用されなくなり、人間社会から孤立化してしまいます。

人間社会から孤立した依存症者本人はついには自分すらも欺き始めます。

やがて完全に孤立化してしまうのです。

多くの依存症者が孤独死をしてしまいます。

最後は誰とも連絡を取っていないからです。

孤独死の現場には、大量の空き缶や瓶が散らかっていることが多くあります。

アルコールを飲み続けて死に至ったのです。

依存症者はやがて世界からも孤立してしまうのです。

依存症者が孤立してしまう理由をもう少し詳しく知りたい人はこちらの記事もどうぞ

【危険】アルコール依存症者は孤立する!決して一人ではない

成れの果てのどん底に落ちた時が回復のチャンス

依存症の成れの果ては、これ以上に無いほどに人生のどん底にいます。

多くの人がここで死に至ってしまいます。

しかしながら、このどん底の状況こそが、これからの人生をより良いモノにするチャンスです。

どん底にまで落ちてしまえば、これ以上落ちるところはないからです。

どん底にいる絶望から抜け出いた人々の多くがこのどん底を経験しています。

社会的にも身体的にも精神的にも最悪な状況です。

しかし、ここで考え方を転換させれば明るい未来が待っているのです。

まずは、今日一日、この一瞬、この記事を読んでいる間はお酒を飲まないでいましょう。

断酒中の飲酒欲求を乗り越える方法!自分自身を分析するチャンス!

人間関係の改善はどのように改善するのか

社交ダンスをする人々

壊してしまった人間関係は基本的に改善させることはかなり難しいということを肝に銘じておきましょう。

壊してしまった人間関係の多くは改善されることはないかもしれません。

それでもまずは、誠意を尽くして謝ることが出来る人には謝りましょう。

もう会えないとう人もいるかもしれませんが、それは仕方がありません。

もちろん、何をするにしても最低限お酒を辞めておかなければいけません。

そして、今日一日を誠実に生きることです。

自分が出来る限りの献身的な態度で物事に接することです。

当然の事ですが、人の評価をあなたが変えることは出来ません。

あなたが出来ることはあなた自身の行動や考え方だけです。

酔っ払っていた時の古い考えが頭に残っている間は、誠実な行動をとることは出来ません。

まずは今日一日お酒を飲むことなく、仕事でも人間関係でも誠実に生きてみましょう。

そんな、一日一日の積み重ねが他社からの信頼を高めるのです。

大事なのは今日一日、お酒を飲まずに誠実に生きるという事です。

人間関係を修復させたいと思う方はこちらも参考にどうぞ。

アルコール依存症者が断酒を続ければ社会的な信用も回復【社会的な改善】

あなたを良い人生に導くのは会ったことのない誰か

ほとんどの人間関係を破壊してしまい、過去の人間関係を修復することも大切です。

しかしながら、最後に言っておかなければなりません。

実は新しく楽しい第二の人生を開始するのは非常に難しいのが現実です。

依存症はそんな簡単に克服することが出来ないのです。

そして、依存症者は過去に破壊してしまった人間関係によって孤立化しています。

しかし、孤立化は再度お酒を飲み始めるきっかけにもなってしまいます。

そのため、なんらかのお酒を飲まないような人間関係を構築しなければいけません。

新しい人間関係を作るのです。

それは医者かもしれませんし、カウンセラーかもしれません。

新しい友人かもしれませんし、恋人かもしれません。

自助会などに通えば、同じ依存症の問題を抱えた人と出会えるかもしれません。

依存症者が依存症から抜け出せないのは、過去のしがらみや思い出にすがってしまってるからです。

過去の思い出やしがらみを断ち切り、新しい人間関係を構築することも回復への道です。

あなたの人生をより良きものにするのは、今まだ出会っていない誰かなのかもしれません。

断酒を続けることが出来るようになったら、まだ見ぬ新しい世界へも挑戦してみることをおすすめします。

人間関係を変えたいと思うのであればこちらの記事もおすすめです。

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