お酒を一緒に飲んで気分と雰囲気がたかまって、パートナーとベッドに入った瞬間に男性として機能しなかった、なんてことはありませんか?
アルコールを習慣的に飲んでいる方は、男性としての機能が無くなる。
つまり、EDに悩んでいる方がいます。
男性にとってEDの問題は、大きな悩み事です。
EDの原因を医学的に解説しているブログは多くあります。
医学的な見解は他の専門家が運営していいるブログにお任せして、この記事では実際にアルコール依存症者だった筆者が経験をと共にアルコール性のEDが回復することを解説します。
この記事を読めば、アルコールが原因のEDは回復すると安心することが出来ます。
目次
男性にとってEDは大きな問題になる
男性にとってはEDは非常に重い問題になります。
男性としての機能が無くなるために、性交渉をすることが来ません。
性交渉は、明るい家庭を築くためでもありますが、夫婦やパートナー同士が愛を確かめ合うための大事な行為でもあります。
また、機能自体が制限されてしまうために、自身の性欲を解消することが出来なければストレスも感じます。
このことは、成人男性であれば大きな問題であり、精神的にもダメージを受けてしまいます。
肉体的にも精神的にも大きなダメージがあるために、EDは成人男性にとって大きな問題となるのです。
現在ではこの問題に対して薬を用いて治療するという方法もありますが、アルコールによるEDの場合は、断酒をすることによって改善することが可能になります。
EDは精神的な影響が大きい
習慣的にお酒を飲んでいて、アルコールに問題のある方がEDになる原因は精神的な部分が多く作用します。
実際に、アルコールに関係しなくても、仕事や人間関係などの強いストレスによってEDになってしまうという事は多く聞く話です。
そもそも、習慣的にお酒を飲んでいる方は、強いストレスを誤魔化すためにアルコールに手を出している方は多くいます。
お酒を飲むことで一時はストレスを感じることなしに過ごすことが出来ますが、酔いがさめるとストレスは更に強く感じられるようになります。
強いストレスのために更にアルコールに手を出すという事をくり返してしまうのです。
つまり、お酒を習慣的に飲んでいる方は、常に強いストレスにさらされているという事になります。
したがって、アルコールに問題がある方はEDの原因となる強いストレスが強くなっているのです。
アルコールに問題がある男性はEDになることが多くある
アルコールに問題がある男性はEDになることが多くあります。
実際に筆者自身がED気味でしたし、同じアルコールの問題を抱えている方の多くがEDを経験しています。
ちなみに、アルコール依存症の様に常にお酒を飲んでいるような状況になると、多くの欲が無くなっていきます。
人間の3大欲求と呼ばれるものは、「食欲」、「睡眠欲」、「性欲」です。
しかしながら、これらの3大欲求すべてが少なくなり、アルコールに対してだけの渇望だけが残るのです。
そのため、EDであるかどうかさえも気づくことが無い場合もあるのです。
不思議なことに、お酒を飲んで酔いが回ってくるとこの3大欲求が目覚めます。
そして、性欲も同時にわいてくるのですが、男性としての機能をすることが無いのです。
アルコール依存症専門の病院で起こった奇跡
アルコール依存症を専門に扱っている医師に榎本稔さんがいます。
執筆した著作も多く、アルコール依存症を専門とした病院の歴史も学ぶことができます。
その中でも、この文脈で紹介したいのは幻冬舎から出版されている『ヒューマンファーストのこころの治療』です。
榎本さんは、アルコール依存症の病院の改革に奮闘してきた著作の中で以下のような経験を紹介しています。
榎本さんが医師になったころの精神病院は、患者を強制的に病院内に閉じ込めることがスタンダードでした。
そして、今では考えられませんが、暴れるような患者には電気ショックや向精神薬を用いることが常識だったようです。
榎本さんから見ると、患者たちはおとなしくしていますが、生気が感じられず一日中寝っ転がっているだけでした。
そこで、榎本さんがおこなった施策が、昼間はゴロゴロとさせずに作業療法を取り入れることでした。
スポーツをさせたり、病院内の仕事を手伝ってもらうなどを提案し、昼寝をしないように指導したようです。
榎本さんは、その中で社交ダンスを取り入れました。
この社交ダンスは男女混合であり、ベテランの病院スタッフは口々に批判したようです。
しかし、社交ダンスを男女混合で行ったことで、大きな変化が訪れました。
男性も女性もこれまでだらしない格好だったのが、きちんとした服装になり日々の生活もメリハリが出て顔にも生気が蘇りました。
それでは、患者たちの生気が蘇った様子を榎本さんの著書から引用しましょう。
男性社員がうんざりした顔でやってきて、私に文句を言いました。
「先生、昨晩男どもは疲れて寝るどころか、みんなマスターベーションに明けくれて、カタカタカタカタうるさくてしょうがありませんでいた。
やはりダンスパーティーはいけません」
これを聞いて、私は飛び上がるほど嬉しい気持ちになりました。
男なんですから性欲があるのはあたり前です。
生気の無い死んだような表情をしていた男性患者たちが、女性とふれあったことに興奮を隠しきれなくなったのです。
これこそ「人間性の復活」ではありませんか。
現在よりも厳しい環境下で生活していたアルコール依存症者や他の精神病者たちも、性欲が出てきて機能も戻っています。
肉体的な問題よりも精神的な問題こそが、男性機能を弱らせるのです。
断酒を継続すればEDの症状は良くなる
アルコールによるストレスでEDの症状が起こっている方の多くは、断酒を継続させていけばきちんと回復します。
実際に筆者自身も断酒を継続させることによって回復しましたし、多くの同じ問題を抱えている仲間で、回復しなかった方はいません。
アルコール依存症から回復するための方法を詳しく書いているAA日本出版局『どうやってのまないでいるか Living Sober』という本にも同様な事が書かれてします。
この書籍はそもそも英語の翻訳であるため、アルコール依存症によるEDの問題は多くの場合が回復するという事が言えます。
アルコールが原因でEDのような症状がある方は、断酒をすれば症状が改善するのです。
EDに悩んでいて、アルコールを習慣的に飲んでいる方は断酒を継続させていきましょう。
アルコールによる体調の改善は早く数週間ほどで肉体のあらゆる部分が改善していきます。
断酒を継続させていくための方法はこちらの記事を参考にしてください。
まとめ
お酒を習慣的に飲んでいる方の中にはEDに悩んでいる男性も多くいます。
実は、このEDには精神的な部分が多く関わっており、ストレス解消などのために習慣的にお酒を飲んでいる方はEDになりやすいのです。
アルコール依存症気味になってしまうと、精神的な疲労によって食欲や睡眠欲、性欲までも奪われてしまう事があります。
アルコールによる原因でEDになったとしても、断酒を続けていけば必ず回復します。
これは筆者だけではなく、多くのアルコールに問題のある方が経験していることです。
お酒を習慣的に飲んでいる方でEDに悩んでいる方は、断酒をして肉体の改善を試みましょう。